―<br> 勝ち続ける「仕組み」をつくる 獺祭の口ぐせ

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勝ち続ける「仕組み」をつくる 獺祭の口ぐせ

  • 著者名:桜井博志【著者】
  • 価格 ¥1,540(本体¥1,400)
  • KADOKAWA(2017/05発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784046018441

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内容説明

大人気の日本酒・獺祭。この酒をつくり、世界へ売り込む経営者・桜井博志。彼は市場が3分の1に激減する中、なぜ40倍もの売上をつくることができたのか? V字回復を可能にした逆転の思考法

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

55
日本酒党としては外せない一冊?!辿り着いた道と確立した名声。過程の苦難がもれなく糧。追い詰められたことによる伝承や習慣の変化が、結果として”視界”を広げる。根底には、不変の哲学である”お客様の幸せ”。昨今不祥事企業で散見される”数字追求”を否定する姿勢も、著者の哲学と整合性。一方、読み取れなかったのが、父との確執から復社に至る経緯。獺祭命名も”閃き”だけじゃないでしょ~。因みに(若い頃とは異なり)「とりあえずビール!」とは私は言いません。最初から最後まで日本酒です。(笑)2017/05/29

ケー

19
桜井社長が画期的なのは「伝統」も「データ」も軽んじず、どちらも是々非々で組み合わせて獺祭のブランド価値を高めているということ。特に驚いたのは徹底的なPDCAサイクルの回転。成功は沢山の失敗からしか生まれないんだなと再認識。しかしやり手だなぁ‥‥凄い。2017/10/13

ココアにんにく

7
ふと図書館で目に留まった本。最近、獺祭を飲む機会が数度あったので手に取りました。興味深い話の連続で、堅苦しさもなく一気読み。破綻寸前だった旭酒造、杜氏なし、四季醸造、オートメーション化(洗米は手洗い、仕込み用タンクは小サイズ)、データ化、精米歩合23%、山田錦の調達の苦労、販路の選定、品評会など業界の話など日本酒を取り巻く状況にも興味が沸いてきます。7年前に出版された本書。調べると紹介されていた獺祭ストア銀座は2024年1月で閉店しましたが、2023年9月NY州に獺祭の酒蔵をオープン。攻めてますね2024/03/06

kenitirokikuti

5
酒はあんまし飲まないのだが、この「獺祭」という酒名には見覚えがあった。メディアで取り上げられていることもあるが、うちの近所にも扱っている個人商店があるからだ。山口県の酒ってことで、なんか胡散臭げなイメージを持っていた▲日本酒としては、純米大吟醸酒。実質的にコメの山田錦を用いるものをいうらしい。もともと岩国市で四番手の酒造だったが、いろいろあって杜氏を使わず社員で純米大吟醸を作り始めたそうな。山田錦は兵庫でしか作っていなかったが、いまは新潟でも作っている(温暖化の影響もあるらしい)。2017/11/18

ながつき ゆう

2
世間では旨い酒の一つとして認知されている獺祭だが、その製造工程は杜氏による経験頼りの酒造りを廃し、徹底したデータ管理により四季を通じて安定した品質を生み出す異質のものであった。なぜIoTのスマートファクトリーアワードに酒造会社が選ばれたのか、その理由はこれを読めば明らかである。伝統産業にもメスの入れどころはあるし、それを以て革新を起こすことができると元気づけられた。2018/05/08

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