内容説明
麹町裏小路で干物とめし、酒しか出さぬ店「いろは屋」を営む八雲兼四郎。寡黙な兼四郎はかつて凄腕の遣い手として鳴らしていたが、ある事情から剣を封印していた。だが、ある日、思わぬ人物から江戸、それも町奉行所の手の届かぬところで跋扈する無法者を退治するよう依頼される――どこまでも強く、どこまでも凄まじい「浪人奉行」、ここに誕生! 期待の新シリーズ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
100
浪人奉行 一ノ巻。面白く読めますね、兼四郎さん表裏の差が良いですね、次巻も官兵衛さんと絡んでくるのか楽しみです。2017/09/09
やま
63
① 居酒屋「いろは屋」を営む浪人奉行、八雲兼四郎の活躍の物語です。江戸有数の大店で呉服木綿問屋の主、岩城枡屋久右衛門が、盗賊がはびこる江戸をなんとかしたいと、麹町八丁目にある栖岸(せいがん)院の住職、隆観(りゅうかん)に相談する。隆観は、剣の師匠である長尾道場の娘を自分の不注意から殺されたことで、いまではしがない居酒屋の亭主に納まっているが、かつては江戸で名の知られた剣客の八雲兼四郎を浪人奉行として、世にあぶれた悪徳浪人の成敗にあたらせることを提案する。→2022/10/21
ひさか
4
2017年3月双葉文庫刊。書下ろし。シリーズ1作目。悪を成敗する、ストレートなお話だが、楽しめました。浪人奉行というのは、浪人が奉行をやってるという意味なのか?。浪人を取り締まる奉行では無いわな。あまり意味のない乱暴なタイトルだと思います。2017/06/30
犀門
2
#076★★★★☆また新しいシリーズが始まりましたね。設定は嫌いじゃないので、今後も読みますよ。2017/05/04
亀歩
1
チョット悪人に嫌悪感を感じたが、飢餓の時代背景も感じながら、浪人奉行になる一ノ巻は多少の強面も必要かと思いながら読ませて頂きました。これからの長編化を楽しみにしています。2017/04/12