角川ebook<br> やせる石鹸 (角川ebook)

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角川ebook
やせる石鹸 (角川ebook)

  • 著者名:歌川たいじ【著者】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • KADOKAWA(2017/05発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041032510

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内容説明

たまみは見る人がギョッとするほどの「巨デブ」女子。「邪魔ですみません」と身をすくめて生きてきた彼女が、デブ専男子から告白された! けれどたまみは彼を拒絶してしまう。だってずっと「デブは醜い、みっともない」とディスられ続けてきたの。「太ってるところが好き」なんて人が現れたって、救われないのよ!――自分を好きになりたい。そして、デブがイジられるこの世界を変えたい! 立ち上がったたまみは、6人のデブとともに世界への逆襲を開始して!? あなたに元気を注入する☆究極のエナジー小説です!!

※本書は、2015年8月29日に配信を開始した単行本「やせる石鹸」をレーベル変更した作品です。(内容に変更はありませんのでご注意ください)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モルク

96
文字は小さく、導入部もいまひとつわかりにくく、なかなか物語の中に入ることができなかった。しかし、それを乗り越えると、後半一気に盛り上がる。「デブ」を超えた「巨デブ」前半はネガティブに、そして後半は巨デブが7人集まりダンスパフォーマンスを…。見世物ではなく、キレキレのダンス…。その発表会のシーンは感動で涙が溢れる。彼女たちが発表会を経て、ダンスコンペへと挑戦する姿がとても美しい。コンプレックス、マイノリティいろんなものの偏見を吹き飛ばす楽しい作品。2018/03/10

美紀ちゃん

91
面白かった。オネエ口調が意外に読みやすく、楽しかった。ダイエットするのではなく、辛い気持ちを1枚1枚脱いで行くような爽快感があった(^ ^)2016/04/16

papako

67
気になって。よかった!最初「〜だわ」とか「〜の」という文章に苦労して、途中から脳内変換で読みました。私はデブだわ!体重関係なくデブだ!脂肪に支配されていて、何よりも囚われています!人に体型を指摘されるのが何より嫌いなのに、いつでも気にしてる。人の体型のことも。そして『なにも言わなくてもわかってくれ』って甘ったれています。たまみの『種』の決心。ミノルの憤り。万希の葛藤。どれも笑えない。デブは『やせる石鹸』の列に並べない。なんだろね、この気持ち。大先生や女将さん、辻堂などみんな素敵でした。あー、楽し?かった。2020/03/12

fwhd8325

67
コンプレックス、マイノリティー。そんなもの吹き飛ばせ!痛快な小説です。スパイスのように、ピリッとくるギャグがいい味出しています。アメリカ映画にあるサクセスストーリーのようですが、とにかく、エネルギッシュです。やせる石鹸とありますが、いい汗かけそうな物語です。2016/12/08

Mayumi Hoshino

63
すごく良かった…。彼女たちの奮闘は爽快で、それでいて深く響く。コンプレックスとのつきあい方は、そうじゃない自分になればいいってもんではない。揺るぎない自分になるってことなんだ。太ったまま周りの見方を変えたいという考えにも、苦しい人に寄り添えるように自分がまず痩せるという考えにも、両方に肯定的なのも素晴らしい。地の文も、歯に衣着せないけれど、愛ある感じでいいのよ。登場人物みんないとおしい。好きです。2016/10/22

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