講談社学術文庫<br> 二人であることの病い パラノイアと言語

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講談社学術文庫
二人であることの病い パラノイアと言語

  • ISBN:9784062920896

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内容説明

フロイト精神分析を構造主義的に発展させ、20世紀の思想潮流にあって、確固たる地位を占めたラカン。本書は、ラカン最初期の1930年代に発表された五篇の論考を収録。「症例エメ」「≪吹き込まれた≫手記」「パラノイア性犯罪の動機」の三篇は、症例報告の記録性があり、明澄ですらある。現代思想の巨人の哲学の出発点を探るための必読書である。

目次

訳者まえがき
症例エメ
《吹き込まれた》手記 スキゾグラフィー
パラノイア性犯罪の動機 パパン姉妹の犯罪
様式の問題 およびパラノイア性体験形式についての精神医学的考想
家族複合の病理