SB新書<br> 「お金」で読み解く世界史

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SB新書
「お金」で読み解く世界史

  • 著者名:関眞興【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • SBクリエイティブ(2017/04発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784797388664

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内容説明

「お金(の流れ)」を通して見ると、世界史がこんなに「人間臭く」なる!
元人気予備校講師でベストセラー作家の著者が教える、
教養としてはもちろん、利殖やビジネスのヒントにもつながる有益な世界史。

「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ――。」
19世紀後半、ドイツを統一した鉄血宰相ビスマルクは、そんな至言を残した。
では、教養としての歴史がブームないま、本当に学んでおくべき歴史とは何だろうか?

この本では、政治や戦争、文化で語られがちな歴史を、視点を変えて、
個人の蓄財から商売、貿易、金融、商社や国家の財務まで含めた
「お金の流れ」から読み解き、歴史の本質をつかむもの。

本書を読むことで、国家や王室、政権などの栄枯盛衰のパターン、
国家や王室よりも本当は世界を動かしていた存在、
戦争の勝敗を本当に裏側で左右していたこと、
お金をめぐる執着や欲望が時として世界史を揺るがす大きな事件を引き起こしたこと、
現在の資本主義社会のシステム(金融システム)のはじまりなどが理解でき、
古代から産業革命前の人類がいかに財や富を追い求めてきたかを知ることで、
歴史を本当に動かしていたのが「お金の流れ」であることが頷けるはずである。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kitten

14
BWにて。何となくタイトルで読んでみたが、うーん。世界史と商品作物の話かなあ。フランス革命のところでおわるのも中途半端。その先が読んでみたかったのに。2023/04/06

ふね

10
#24 ★★★ 久しぶりに世界史をおさらいできて面白かった。四大文明からフランス革命後のヨーロッパまでを経済史の観点から解説。久々に歴史を勉強したいと思えた一冊だった。2018/04/14

シャル

10
人類の歴史の中で、お金、すなわち経済活動がどのような影響を及ぼしてきたのかを大雑把に読み解いていく一冊。特に重要視されているのが貨幣のあり方で、そのための銀が集まれば都市や国家は栄え、疎かにすれば衰退の時は近い。また、キリスト教やイスラム教、中国など、それぞれの文化の対立が交流ともなり、道が作られることでそれぞれの物流がまた別の都市の発展を促すというのも語られる。さらに、多額の金銭が動くようになってからの銀行業の発達などについても触れられている。流れを見る一冊。2017/05/24

とこ

5
お金はまだ未熟なものであるという感想。お金の主人は誰なのだろう。政治的価値、依存先、便利なエネルギー、繋がりの代償、数多の歴史の中で似たような経緯と失敗を繰り返している。世界が一つになるときにお金は存在するのだろうか。2019/02/13

in medio tutissimus ibis.

4
旧約聖書で禁止された利子について、中世キリスト教神学では神の与えた時間を盗む為に罪であるとした。マルクスの時間労働説と相通じる。しかし、教会自体が金融業を営んでいたために、法外な利子=ウスリアと損害手数料としての利子=インテレッセを分け、後者を承認した。利子はユダヤ教、キリスト教、イスラム教では同じ教徒同士でとることを禁止されるので、その領域内では異民族主にユダヤ教徒が高利貸しを営み、迫害によって追い込まれもした。宗教改革でルターが高利貸しユダヤ人を非難したのも、直接の理由は利子の禁止への回帰だろうか。2023/10/03

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