内容説明
テレビ黄金時代の立役者たちが語る熱い証言。
「私の生きる道は“テレビ”だと思った」 ~森光子
若者らのテレビ離れが進んでいるといわれる今、テレビという媒体に必要なもの、ネット時代が忘れている大切なこととは?
永六輔、長嶋茂雄、萩本欽一、藤田まこと、橋田壽賀子、小林亜星ら、テレビ黄金時代の立役者が、あの昭和の熱い日々について語ります。
雑誌「テレビサライ」の連載インタビュー記事をまとめた単行本『あの日、夢の箱を開けた!』(2003年、小社刊)を再編集、文庫化したものです。
巻末に、久米宏へのインタビューを特別収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホークス
24
草創期から黄金期のテレビで活躍した方達へのインタビュー。テレビの何が画期的だったか、業界と仕事の有り様を当事者から聞く。小林亜星、森光子、萩本欽一、野沢那智など。それぞれに違う戦いが語られる。元の雑誌連載は15年程前で、既に亡くなった方も多い。時間は容赦なく過ぎて、人は老いる。この二十年程のネット興隆期も、現在進行中の様々な変化も、やがて懐かしく振り返られる。どんな本になってくるのか楽しみだ。2017/10/17
shushu
4
テレビ放送初期から番組制作に関わった11人のインタビュー。雑誌掲載から15年程経っているので、この間に鬼籍に入ったり、第一線から退いている人も多い、というか一応現役なのは石坂浩二だけな気も。どの人も色々勉強して、工夫して、手探りしながら仕事に取り組んでいるのが凄い。テレビも日本社会も上り坂を進んでいった時代だから何かキラキラしている。長嶋茂雄が視聴率について話したり、石坂浩二がアメリカ演劇について語ったりするのも意外で面白かったし、野沢那智がアラン・ドロンとR・レッドフォードとではあてる際マイクに向かう2018/06/03