内容説明
日本を代表する宇宙飛行士・若田光一。2014年、国際宇宙ステーション(ISS)の第39次長期滞在ミッションで、日本人初のコマンダーに就任。国際色豊かなチームを、英語とロシア語を駆使しながらまとめ上げ、世界中から絶賛されました。しかしその人生は苦難の連続でした。いかに挫折と向き合い、自らを高めたか。折れそうな心を鼓舞し、努力を続けたか。等身大の目線で、頑張るすべての日本人に贈る「勇気の書」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りえ
8
努力は精神を満たす栄養材。失敗しても、とことん考え、理由を突き詰め、次から改善しようと思えれば、それ以上落ち込む必要はない。挑戦する相手は自分。ミスを減らすには、想定外を少なくすること。称賛は直ちに、批判は慎重に。自分をさらけ出す。笑いで場を和らげる。2017/03/30
ぴよぴよ
4
決してエリートではなく、確かに努力の結果、今があるという感じがしました。その努力も、ごく普通にやってきました、という感じで、決して飛び抜けての凄さはあまり感じられませんでした。家庭と仕事も両立し、実力の少し上を目指して、常にチャレンジする、という人生は楽しそうですね。2018/04/10
Humbaba
4
人によって問題とするポイントは違っている。たとえ自分にとってはそれ程重要ではないと考えていたことでも、相手にとっては絶対にすぐに対処しなければいけない問題と考えているかも知れない。もしもそれを読み違えてしまった場合には、素直に謝罪して善後策を練ることが大切である。2017/04/17
うめこ
3
失敗を引きずらない。失敗は必ず次につながる。決して他人のせいにはしない。自分に何ができるのかを考える。 宇宙にいる時だけでなく、地上訓練や会議での立ち振る舞いなど全てが自分への評価につながる。 あなたのことを理解したいと言う気持ちはきっと相手にも伝わる。 weを作る。我々は一つのチーム。 リーダーに求められる事は、チームとしての利益を最優先に考え、成果を出すこと。価値観をメンバー全員に共有してもらう。 いかなる高負荷の状況においても休みをきちんと取れるよう自己の勤務管理ができているか。2021/07/07
彼岸花
3
国際社会第一線で活躍される若田さん。尊敬に値する方のお 一人です。上司の顔色や機嫌を伺いながら仕事するのと違い、彼は、逆に部下を気遣ってくれる、大事にしてくれる、そういう上司は理想的です。本の内容は、題名の通りですが、目標を持ち努力を続けること。忘れかけていた一番重要なことを教わりました。2017/07/24