角川ホラー文庫<br> 怪談狩り 市朗百物語 赤い顔

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角川ホラー文庫
怪談狩り 市朗百物語 赤い顔

  • 著者名:中山市朗【著者】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • KADOKAWA(2017/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041052150

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内容説明

怪談蒐集家・中山市朗が満を持して放つ、本当に怖い話だけを厳選した百物語、第二弾。逆さに連なる首を切られたカラスの死骸、お札を貼られた井戸に潜むモノ、誰もいないはずの学校に現れる赤いジャージの少年、深夜の霊園からかかってくる電話……。「霊感はない」と断言する著者が、曰くつきのログハウスで行なった怪談会の顛末や自宅で遭遇した怪異も収録。日常の風景がぐらりと揺らぎ、忌まわしいものが忍び寄る――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nuit@積読消化中

82
怪談狩り第二弾。「噂のログハウス」はほぼ確実に出ると言ってもいいぐらいの現象が盛りだくさん。いくら大人数でいれば怖くないかもとはいえ、著者と有志でそのログハウスで怪談会をやるなんて、私は怖くて絶対に参加できない(^^;; 中でも興味深かったのは「生まれた家」。やはり古くからある幽霊屋敷ものは過去を掘り下げると面白い。著者の長編『なまなりさん』同様に長編化して欲しい!2017/07/04

HANA

61
実話怪談集。語り口は淡々として上手いんだけど、その分凄みを感じる部分が少ないように思えた。最近の主流である奇妙な話とダイレクトに霊が出てくる話が入り混じっているのであるが、霊に関する話はあまりにもダイレクト過ぎてどうかなあと感じたり。阿闍梨による除霊等はもはや何をや言わんかである。ただ人形に関する一連の話は、非常に薄気味悪い。特に関節人形とカップルの話や旧家の話等は、語られていない部分の「嫌」さがまた格別。それにしても『新耳袋』はこの語り口が非常にマッチしてたんだけどなあ。こちらが慣れてしまったのかしら。2017/02/12

p.ntsk

31
実話怪談シリーズ2作目。今回も様々な怪談が収められていた。「バルサンはダメ」怖可笑しい。「魑魅魍魎」中山市朗最強説w。「ベビー・ベッド」「飛び込み」「謎の通信」不可思議な話。「受信番号」「別れた女」電話絡みの話。「アメリカの上空にて」心霊というかUFO!?月刊ムー案件w。「リニューアル・オープン」企業としては現実的な対応を迫られる。「突き落とされた」「友達ができた」「四人目の落札者」シンプルに怖い。「赤いジャージの男の子」「大阿闍梨」「大阿闍梨・後日譚」一連の学校の怪談。これも場所に原因がありそう。2023/11/14

眠る山猫屋

30
後半にいくにしたがって、怖さも急上昇。ただし前半はおとなしめ。それがリアルと言えばリアル。後半は失踪者続出って・・・。百〝物語〟だからですよね!?2017/08/13

鬼灯の金魚草

30
中学の話とか何話も続くのがあり読み応えあった。「汚い部屋」で見たか、経験したかわからない人が何も言わないのは不気味である。2017/07/31

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