角川ホラー文庫<br> 夜見師

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角川ホラー文庫
夜見師

  • 著者名:中村ふみ【著者】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • KADOKAWA(2017/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041050750

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内容説明

21歳の五明輝は、余命3年あるかないかの身体だ。妹のために、少しでもお金を稼ごうと必死に働いている。ある日、割の良い住み込みの仕事が舞い込んできた。これ幸いと仕事先に行ってみると……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モルク

127
一族にかけられた呪いのせいで、あと3年程しか生きられない21歳の輝。妹のため金を稼ごうと家政夫となり、住み込んだ先は奥に封印された祟り神が眠っているお屋敷。そこの主人とともに輝は箱に閉じ込められた怨霊を切ることになる。霊が怨霊となるまでの過去が見え、そこまでかと思う気持ちと彼らの悲しみを思う。怨霊それぞれに繋がりがあって面白い。無機質に感じられた王様こと主人が、次第に輝を思いやる気持ちが温かい。なかなかの名コンビだ。輝一家にとりついていた悪霊は本当に成仏でき輝はそれから解放されたのだろうか。続編も読むぞ!2018/10/28

りゅう☆

101
男子は20代前半で死ぬという呪われた血筋の五明輝。妹のためにお金を残したくて給料のいい仕事に就く。片足のない多々良の屋敷の庭の手入れと掃除。だがそこはサワリがあり普通の人だとやっていけない。多々良は封じられた祟り神を始末する夜見師だったのだ。箱に封印された怨霊の生きた世界と死後の世界に入り込み刀を振り落とす。多々良の正体に驚き、五明家が呪われた原因が明らかになるにつれ五明が生き残れるか危惧し、多々良は最期まで無事なのか不安になる。怨霊たちの世界に苦しさはあるも五明と多々良、雪乃との関係が読んでて心地良い。2021/02/03

ううち

78
見目麗しい表紙に惹かれて購入。不思議な館にある、封印された怨霊を祓っていく夜見師と、20代前半までしか生きられないという呪いを持つアルバイトの輝(アキラ)。怨霊にも少しずつ繋がりがあったりして面白い。 雪乃さんはアラフィフらしいですが、若々しくて30代にしか見えぬ…。2019/09/15

ゆみねこ

70
呪いのため若死にする五明家の男。21歳のフリーター・五明輝は、便利屋を通じて風変わりなバイトを紹介される。風変わりな主人・多々良克比古は、祟り神を封じる夜見師。ホラージャンルだけど、怖さはなし。面白くて一気に読めました。続編も楽しみ。2017/09/16

ままこ

69
呪いを受けて余命3年の輝と怨霊を祓う夜見師の多々良。人の狂った思いが怖く切ないけど優しさと温かさも感じられるライトなホラー。2017/10/16

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