講談社文庫<br> 人狼城の恐怖 第四部完結編

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講談社文庫
人狼城の恐怖 第四部完結編

  • 著者名:二階堂黎人【著】
  • 価格 ¥1,026(本体¥933)
  • 講談社(2017/01発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062731843

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内容説明

世界最大級の本格推理小説、華麗なる終幕。人狼城殺人事件の怪異に満ちた謎のすべてが、名探偵・二階堂蘭子の冷徹な論理によってついに解き明かされる。死屍累々たる惨劇の舞台《人狼城》で、蘭子を迎えた真犯人とは?その想像を絶する殺人動機とは?そして不可能を可能ならしめた驚天動地の大トリックとは!?4000枚を超える本格推理小説の金字塔、とうとう完結!

目次

《推理》
第一章 《青の狼城》へ至る
第二章 地下室の調査
第三章 城塔の窓から
第四章 物の怪の密室
第五章 拷問室に巣くう……
第六章 幻影から幻像へ
第七章 《銀の狼城》に至る
第八章 甲冑を着た亡霊
第九章 《人狼城》の秘密
第十章 悪魔の仮面
第十一章 地獄の底にあるもの
第十二章 魔城からの脱出
第十三章 怪異の眠る場所
第十四章 ハーメルンの悪魔
第十五章 崩壊する《人狼城》
《旅路》
終わりのない物語の終わり
終わりのない物語の始まり
好事家のための後書き(ノベルス版)
さらに好事家への後書き(文庫版)
主要参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

85
二階堂蘭子6-4。ようやく事件も解決。壮大なトリックにはビックリして大満足な内容でした。2014/04/01

aquamarine

77
年末年始の繁忙期で細切れ読書になってしまったのが悔やまれます。読み手としては実際の現場を見ないうちから蘭子が次々と披露していくことにただただついていくしかありません。城の秘密に関してはふと思いついたものかもしれませんが、これだけの大掛かりな事件を疎漏なく作り上げた作者には感嘆を覚えます。世界一の長さにふさわしく内容もしっかりと読み応えのあるものでした。あとがきや解説まで含めてしっかりと楽しみました。確かに長いのですが他の蘭子シリーズよりは読みやすいので本格好きの方は是非。2016/01/04

セウテス

68
二階堂蘭子シリーズ第5弾-4。人狼城に招かれた蘭子達は、二つの記録を基に城内を捜査する。密室の謎は幾つか解明して行くのだが、城内に殺人があった痕跡が全く無い。やはり城はもう一つ在るのか、実は親切な伏線のお陰で城自体の謎は、この時点で推理する事が出来る。この事に気付いたなら、何故二つの城で同時刻同様な連続殺人が起こる必要があったのか、大きな謎の答えに辿り着けるかも知れない。丸ごと一冊謎解きとは圧巻であり、たいへん作り込まれた構成だと唸らされる。読み終えて最も感じる事は達成感であり、作家とはなんと凄い人達か。2016/12/30

勇波

62
【年末ジャンボ大長編祭・初参加-1】ついに読了しました!感想は一言「ふぅー。。」以上です。これでお察し下さい(笑)『人狼城』を読みたくて『地獄の奇術師』を読み始めたのが約一年前のこと。。長い道のりを経て、もはや4冊なんて楽勝さ!と思って乗り込んだ今作。これ程まで完成度が高いとは。もはや密室の集大成です。あと「あとがき」と笠井潔先生の解説もとっても楽しめます。一冊にまとめた四六判の愛蔵版的なものがもし出版されたら、高額でも絶対に手もとに置いておきたい。売れる思うんだけどなぁ★2015/12/10

ヒロユキ

42
必然性を度外視したトリックのための密室の数々。それらも含め人狼城メインの仕掛けや今作の事件事態が本格ミステリの、本格推理小説のためだけのようなあり方でした。それにしても多くの密室が出てくるなかでも、特にメイントリックが大胆で秀逸ですね。しかも物語の最後で1人の人物の死に関係してくるのが面白かったです。第四部まで読み終えて、この長さで無駄と感じた部分が少なかったのがこれまた凄い。世界最長の推理小説の名は伊達じゃないです。2012/09/18

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