内容説明
「かな子が俺にたたりに来た」そう呻き心臓発作で倒れた老警部。人望厚い彼にはかつて、無実の罪で男を自殺に追い込んだ過去があった(表題作)。白亜の豪邸で惨殺された会社社長とその息子夫婦。2人の孫も姿が見えず、大貫警部は「一家皆殺しとは景気がいい!」と盛り上がる(「一家団欒殺人事件」)。ほか2編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
92
輪廻転生殺人事件 全力疾走殺人事件 栄枯盛衰殺人事件 一家団欒殺人事件 の4話。 直子とその恋人の井上刑事、その上司の大貫警部の 主人公の3人より、他の登場人物の描写が丁寧な、 四文字熟語殺人事件では、できのいい部類に入る。 事件の複雑さ、人間関係、結末など、優秀賞を差し上げたい。2011/10/23
coco夏ko10角
20
四文字熟語シリーズ。大貫警部はいつもはちゃめちゃだけど今巻はそれがいつも以上だったような…。 輪廻転生/全力疾走/栄枯盛衰/一家団欒2021/04/02
rin
4
★★★★★…相変わらずハチャメチャな大貫警部(笑)でも憎めないんだなぁ。直子と井上さん、そして箱崎課長が心置きなくゆっくりできる日は来るのかなぁ。無理だろうな(笑)2012/11/05
リプリー
3
四字熟語シリーズは、好きなのでほとんど全部読んでいるつもりでしたが、本作は記憶になかったので、買って読んでみた。 これだけシリーズを重ねても大貫警部の暴れっぷりは相変わらずで、井上と直子もまだ結婚していない。 だから、いつでも帰ってこれるのが魅力。 初期と比べるとミステリ要素は低めで、極々単純なフーダニットの仕掛けしかないが、それでもやっぱり面白い。2017/01/09
ぽぽりん
2
インフルエンザにつき一言。相変わらずめちゃくちゃ。でも他のシリーズと違いこの主人公(?)ならそうだよね、と納得w2012/03/24