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内容説明
世界中のキリスト教会が備えている一年サイクルの暦。イエスやマリアに関わる日を中心に諸聖人を記念した祝祭日でいろいろな期節が彩られる。クリスマス、イースターという共通イベントのほかに教派や地域により意味や形に違いのある祝祭内容。各教会では実際にどんなことを祝っているのか、人々の生活とどう関わっているのかを、詳しく紹介する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
74
勉強になりました。キリスト教の歳時記として様々な祝日が紹介されています。聖公会、正教会、カトリック、プロテスタントと世界には様々なキリスト教の会派があるように、イエスやマリアを中心に諸聖人の祝祭日があるのだと初めて知りました。プロテスタントでは殆ど聖人にまつわる祝祭日を祝う習慣がないからかもしれません。実際キリスト教にこれだけ多くの祝祭日があるということを知ることができたのは有益です。2017/07/11
syaori
41
長い歴史のなかで様々に分離したキリスト教会について「祝祭日」を手がかりに整理した本。移動祝日について知るために手にとったのですが、東方正教会ではイースターがその唯一の基準点なのに対し西方教会ではクリスマスとイースターが基準点になっていることが分かったりととても勉強になりました。またキャンドルマス(2月2日)は仏国ではクレープを焼いて食べるなど各国の慣習や、どの聖人を記念する日がどの国で休日になっているかが書かれていて、祝日の楽しい風俗のほか、どの国でどの聖人が重視されているのか分かるのも興味深かったです。2017/11/13
かおりんご
31
勉強になります。カトリックだけではなく、プロテスタントや正教会で大事にされている祭日を紹介されていただけではなく、中国語の表記や聖人にまつわる名前などもあって、かなり役立ちました。もうちょっとしたら、レントが始まります。そのあとに復活祭が来て、ペンテコステが来るという一連の流れがわかったのもよかったです。初心者にぴったり。2017/02/20
たか
6
すごいたくさんあるんですね〜。クリスマス以外だとイースターやバレンタインなど聞いたことあるのはごくわずかでした。2018/12/26
植岡藍
4
バッハのカンタータを聴くにつけ、教会暦の知識が欲しくなった。内容が丁寧に整理されていてとてもわかりやすかった。儀式の内容やシンボルなども面白く読んだ。2018/04/22