内容説明
老人ホームに入っている70歳のはるばあちゃんから、突然3人の子供たちに集合するよう連絡が来た。どうやらはるは、進行性のがんで余命半年らしい。そこではるがみんなに申し渡したのは、自分を上手に殺す方法を考えた人に5000万円の宝くじの当たり券を贈るということ。これも世のためばあちゃんのためと、3人の子供と孫たちは必死でない知恵を搾り出す。しかしはるは名うての意地悪ばあさん。このまま簡単に5000万円を贈る気はなく……。金に目がくらんだ人々が織り成す狂想曲!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
dayo
1
中学生の頃、唯一読んでいた宗田理作品。約35年前の作品だがイジメや高齢化社会などを危惧する内容もあり先見の目がある作家と感服。ユーモアある発想でついて行けなくなる場面もあったが面白かった!2019/02/26
イロッフル・サ・コンフィアンス・エ・ソナムール
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表紙イラストが記憶にあったので、読んだことがあるかもしれないと思って入手して読んだけれど、初めてだった。2015/05/07
レコバ
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いくつか読んだが、向かないという意味で読めない作家だった。2015/02/12
アルゴン
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★★★☆ いまひとつまとまりきらなかったなあ。でも、各人のアイデアがとんでもない展開のしかたをしていくのがおもしろかったです。悪が懲らしめられているのもよい。2012/10/22
と ろん(ひろみ たけうち)
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社会的なテーマも、軽く。おもしろかったです。2012/03/28