内容説明
宝永地震に富士山の噴火。復興に苦しむお伊勢参りの要所・石部宿で、百姓衆の諍いを治めた旅の浪人徳田新之助は、圧政を敷く代官との交渉役を引き受けることになるが……。使い手の男前若侍と、色事好きのお節介な爺さん。ひょんな縁から行き会った三人の正体とは? 痛快世直し道中記開幕!<文庫書下ろし>
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
105
若き日の、吉宗、宗春それに水戸光圀の世直し旅、面白い設定で楽しくk楽に読めました。2017/02/17
鍵ちゃん
19
宝永大地震に富士山噴火。復興の祈りで、賑わうお伊勢参りの要所・石部祝で、百姓衆の諍いを収めた旅の浪人・徳田新之助は、圧政を敷く代官との交渉役を引き受けることになるが、使い手の男前若侍と、色事好きのお節介な爺さん。ひょんな縁から行き会った3人の正体とは。察しのとおりでした。時代劇で徳川といえば葵の御紋で「控えおろう亅と暴れん坊だよな。内容も痛快で気持ちよく運んでいた。2021/11/19
kousei
7
剣の立つ旅の浪人2人と爺さんが行く先々で巡り合い人助けをして実はこの3人は、って流れ。勧善懲悪でスッキリして肩の力を抜いて楽しめる。2022/11/24
ロックイ
6
往年のテレビ時代劇を、言い方は悪いですが、ごちゃ混ぜにしたような痛快時代小説。御三家が斬るのタイトル通り、紀州、尾張、水戸の要人三人がそれぞれ気ままに旅をしながら、悪人を成敗していくという世直し道中もの。テンポも良く、ユーモアたっぷりなので気軽にサクッと読めました。2017/02/13
ひーたろー
5
なんか豪華なメンツの世直し旅。20年位前の時代劇でありそうな設定だ…。2016/12/26