集英社文庫<br> 明智小五郎事件簿5 「魔術師」

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集英社文庫
明智小五郎事件簿5 「魔術師」

  • 著者名:江戸川乱歩【著】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 集英社(2016/11発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087454987

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内容説明

大宝石商・玉村家周辺に次々と届く殺人予告。第一の犠牲者は玉村善太郎の弟。そして令嬢・妙子と長男・一郎も狙われるが間一髪で助かった。しかし、次男・二郎の恋人は公衆の面前で猟奇的に惨殺されてしまう。一方、湖畔のホテルで休暇を楽しんでいた明智は、波越警部に呼ばれ戻った東京駅で誘拐されたが、文代の機転により、なんとか脱出。玉村家への復讐に燃える殺人鬼を追う――。屈指の傑作長編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りゅう☆

62
玉村家が怪文書の解明に明智の力を借りようとしたが拉致された。道化師に命を奪われそうになるも、彼の娘文代により危機一髪。無事逃走したように見えたが明智の遺体が発見され…。嘘でしょ?玉村家では善太郎弟の首無し遺体が発見。善太郎の末娘妙子が、長男一郎が命を狙われるも音吉爺さんが危機を救う。この音吉こそが!だが次男二郎の恋人が魔術師のショーの最中に惨殺された。魔術師の正体は?彼はなぜ玉村家を呪うのか?文代は味方なのか?さすが明智探偵。見事な推理で一件落着…と思ったら、まさかの展開!将来の明智夫人と出会えて嬉しい。2024/04/13

さこぽん

22
明智の恋バナ。 彼は前に犯人をとり逃がす失態をやらかしてるが、今回は”誘拐”されてしまう、なんたる大失態。 (いや、こんなところも親近感がわく) しかしながらこの誘拐がなかったなら、あのヒトとは結ばれていなかったのではないかしらん。(誘拐もされてみるものだ?) 明智夫人となるいきさつ、探偵助手としての彼女の活躍をたのしみにしている。2018/03/29

マムみかん(*感想は風まかせ*)

21
「明智小五郎年代記」シリーズ第5弾。 半生を復讐事業に捧げた兇賊・魔術師の執念に圧倒されますね。 オカルトめいた怪事件からのどんでん返しも好き。 冒険活劇や明智夫人との出会いもあり、盛りだくさんな内容で楽しめます☆2021/12/26

旗本多忙

21
何がなんやら目まぐるしく変わる状況に、ぐいぐい押されるように読了した。冒頭より明智探偵が活躍するのだが、何とも最後まで、発端となった密室で怪事件がどのように行われたのか気にかかっていた。まさに魔術師の形容に相応しい書名であって、大団円を迎えるにあたっては明智小五郎が犯人を特定し、事件を暴くところは非常に興味深かった。私自身も想像していなかってのでちょっとビックリしたわ(笑)2016/10/10

まゆまゆ

18
明智小五郎事件簿、5巻。予告殺人、グロあり、ロマンスあり、脱出劇ありとてんこ盛りな長編「魔術師」。伏線がしっかり張られていて、二転三転する展開、ラストにどんでん返しもあり楽しい1冊です。学生の時に夢中で読み進め、明智センセイも恋に落ちるのかぁ、と思ったのを思い出します。しかも初恋!ステキですね^^* 冒頭のバカンス気分の明智センセイがなんかいい。ま、一瞬で事件に巻き込まれるわけですが(^^;ボート、ご一緒したいです(笑)2017/06/28

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