呉越春秋 湖底の城 五

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呉越春秋 湖底の城 五

  • 著者名:宮城谷昌光【著】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • 講談社(2016/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062933124

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内容説明

楚王の死去を知った伍子胥は呉王・僚を討つ。公子光は呉王闔廬となり、その子・終累は太子となった。子胥は闔廬の命で呉の外交を任されている季子のもとを訪れる。季子は「斉に対して呉は事を構えずと伝えるべし」と述べ、子胥がその使者となった。斉に入った子胥は、その足で孫武と、孫武のもとに預けた褒小羊を迎えにいく。孫武の献策により、次々と敵を懐柔していく闔廬。いよいよ、子胥の悲願でもある楚との決戦が迫ってきた!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

141
単行本では7巻が出たばかりでまだまだ続くようで10巻くらいまで行くのでしょうか?私はもっぱら文庫で追いつこうという段階です。いよいよ有名な孫子が出てきてわざわざ「孫子の兵法」という題名の章まで作っています。呉越春秋というのは読む方にとってはかなり面白いのでしょうが、書く方は大変なようですね。ですので時間がかかるのでしょう。私も忘れっぽいので最初から読み直さないとどうなっているのかだわからなくなります。2016/10/21

Haru

24
ついに孫武が呉に。戦いの前に勝負はついている。負ける戦はしない。「戦わずして勝つ」兵法の神様のような孫武の合理的で理論的な考えは、物語の中で理解すると、今のビジネスにも通じる考えで、この時代に新しいというよりは、むしろ真理なのだと感じる。合理的な戦しかしない孫武先生が、たとえ勝ったとしてもその先にある困難を承知で楚との会戦に知恵を絞り、その理由を「後世の歴史家を驚嘆させたい」としたところに納得。また「視界の外にいる者たちを救うのが為政者のつとめ」と語る斉の晏嬰など、物語で読みたくなる人がどんどん出てくる。2018/09/09

のりあき

19
ついに孫武を迎える呉軍。後に孫子の兵法とも呼ばれる孫武の軍略は、戦わずして勝つという理念に基づく。規律を重んじ、剣を持ったことがない者さえも闘う兵士に育て上げる。敵の地を良く知り、敵の思考を読む。そして虚を穿つ戦法を取る。孫武将軍の視野は、戦場となる一つの地に留まらず、複数の戦略的要所を包み込む。その思考は一つの戦に留まらず、数年先の大戦をも見込む。さらにその知略は刀槍、用兵のみならず、政略までも範囲とする。神速にして神出鬼没。孫武の活躍により俄然面白くなってきた。2017/06/02

Tomoichi

18
呉王となった公子光、名を闔廬と改める。新しい君主の元に伍子胥は孫武を斎より招聘する。ついに楚への復讐が始まる。(続きをまだ買っていないので一休み)2019/08/31

Book Lover Mr.Garakuta

16
面白い中国歴史小説。呉に、斉人孫武がやって来た。スケールの大きな小説をビョウビョウと書くあたりが、面白い。古代中国歴史小説の浪漫を感じます。2020/11/04

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