講談社BOX<br> 刀語 第十二話 炎刀・銃

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講談社BOX
刀語 第十二話 炎刀・銃

  • 著者名:西尾維新【著】/竹【絵】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 講談社(2016/12発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062836524

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内容説明

「あんたがいなきゃ、おれなんて――すぐに死んでたよ。すぐに折れて曲がって――錆びて、終わってたよ」
七花ととがめの変体刀蒐集の旅は、否定姫の腹心・左右田右衛門左衛門の所有する最後の1本・炎刀『銃』を前に、最期にして最悪の試練を迎えていた。西尾維新と竹が描く、時代活劇絵巻。とある歴史の物語――これにて終幕! 刀語、第12話の対戦相手は、否定姫腹心にして元忍者、左右田右衛門左衛門!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雪風のねこ@(=´ω`=)

80
アニメ先見。とがめが今際に、七花を殺すと言っていたが、その意味は正しかった。アニメではどうにも演出に目が行ってしまいそうでは無いだろうと思っていたが。西尾作品も嗜む程度には読み進めてきたけれど、こういった場面で誤解を生む様な書き方はされていない。悲しいけれど、今際に至ってとがめ自身が縛られていた宿命から逃れる事が出来た。そうだからこそ最期の言葉には真実味が、在る。まるで徒花の様だけれども。実を結ばない。けれども、返せば挑み続ける様に生きた証とも言える。人の人生とは斯く在るべきでは、無いだろうか。2016/08/30

とら

71
最終巻━全十二巻十二か月連続刊行という偉業を達成した西尾維新氏にまず感服。あとがきの「うわあ、なんか本当に終わらせちゃった。ひくわー」というのが読者側の本当の心情で間違い無い。もちろん刀語は変体刀と同じく単巻じゃ完成せず、これまでの十二巻全部合わせて一つの作品なので、今まで書いてきた感想も途中経過に過ぎないただの未読状態なのだが、全巻を通して言えば、間の巻は無くても作品としては成立したのかなーと(笑)とがめと七花が出会う所と最後で十分じゃない?あとはポケモン展開?でも結果としては━とても面白かった。満足!2013/05/12

Yobata

34
西尾維新が描く大河ノベル第12弾。十二話目の対戦相手は尾張の尾張城、否定姫の側近の元忍者、左右田右衛門左衛門が持つ炎刀「銃(ジュウ)」。とがめの出自を知った否定姫の手により、炎刀・銃によって貫かれてしまうとがめ。突然に別れが訪れてしまった七花は一人で一路尾張へ向かう…。マジか西尾維新先生。ここでメインを退場させてしまうとは…。6話が一応伏線になってたね。「駒にしか思えなかったが、惚れても良いか?」には泣く。そして死ぬために尾張に向かう七花。とがめの命令を聞かなくてもよくなった七花があれほど強いとは。→2012/08/05

nanasi

27
読了。記録忘れ。2014/09/01

END

19
散々、邪道、奇策と感想を書いてきた『刀語』もラストにして、正真正銘の王道!!今まで集めてきた刀を携えて、ある意味噛ませ犬が立ち塞がるってのは、ゲーム的ではあるが、ニヤリとしてしまう。己の為に闘うと決め、とがめの十二単を二重に羽織ったしちりんは、カッコよかった!!流れる様なスピード感で敵を薙ぎ倒し、決め台詞もバッチリ決まり爽快感がある展開だったけど、十一人衆で「誠刀・銓」を与えられた皿場 工舎の悲しい脱力感も面白かった。↓2014/03/27

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