講談社現代新書<br> 天皇陛下の全仕事

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講談社現代新書
天皇陛下の全仕事

  • 著者名:山本雅人【著】
  • 価格 ¥935(本体¥850)
  • 講談社(2016/09発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062879774

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内容説明

天皇はどんな仕事を、どんな内訳で、どのように行っているのか? 天皇・皇后両陛下の平成流スタイルとは? 意外に知られていない宮中の毎日を紹介する、「読む事典」。 国事行為、宮中祭祀、宮中晩餐会、地方訪問、稲作など知られざる毎日を、元宮内記者がやさしく解説。 この一冊で皇室記事が10倍面白くなる!

目次

はじめに
1 信任状捧呈式
2 天皇の住まい
3 皇室の構成
4 「天皇の仕事」の内訳 どのような仕事をどのように
5 「公的行為」とは何か
6 執務 書類の決裁
●コラム1 宮内庁
7 皇室祭祀(宮中祭祀)はどのように行われるか
●コラム2 三種の神器
8 皇居・宮殿での儀式・行事
●コラム3 侍従
9 国際親善の仕事
●コラム4 国賓
10 宮中晩餐会
11 外国訪問
12 地方訪問
●コラム5 「行幸」という言葉
●コラム6 御料車
●コラム7 皇宮警察と皇宮護衛官
13 福祉施設訪問と被災地お見舞い
14 追悼と慰霊の旅
15 国会開会式と戦没者追悼式
●コラム8 天皇の「お言葉」
16 拝謁と会釈
17 さまざまな儀式・行事
18 式典出席や文化の振興
19 進講と内奏
●コラム9 天皇の使者「勅使」
20 伝統文化の継承 稲作と和歌
●コラム10 皇后陛下の仕事
21 展覧会、コンサート、スポーツ観戦
22 静養と研究
●コラム11 天皇・皇后両陛下とテニス
23 スケジュールはどのように決まるのか
●コラム12 記者会見
●コラム13 皇室の日程や仕事を知るには
参考文献
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

396
ついに節目の1冊に到達した。天皇陛下のお言葉に対してどのような事をされているのか、思いをいたす為に読んだ1冊。本当に定年もなく死ぬまでこのような公務をして頂くことに、頭が下がるし、現行法ではまだまだ働かせるという今の皇室典範はすぐに改定して、譲位したい時に出来るように制度を整えるのが最低限の陛下に対するご恩返しになるかなと思った。特措法とかに逃げるのは間違ってるなぁと思う。しかし人を人とも思わない言説が出ることに恐怖を覚える。2016/12/10

おかむら

42
天皇のお言葉が出るだいぶ前(2009年)に出た本ですが、今でもさほど仕事量は変わってないと思われる。とんでもない仕事量! 些細な事で言えば正月にバルコニーで手を振るのニュースで見るけど、あれって1時間おきに7回もやってるんですってよ。形式的儀礼的ルーティンな仕事ばかりで読んでて退屈なとこもあるけど、退屈に思って申し訳ないほどの誠実真摯な仕事ぶりには感銘を受けます。昭和天皇との違いも興味深い。新聞に首相動静があるけど天皇動静も載せたらいいのに。報道されない天皇の日々の仕事を知れました。ありえない仕事量!2017/04/01

mazda

32
陛下のご多忙ぶりは、私の想像を超えるものでした。半分は人と会うことのようですが、単に会うのではなく、相手のバックグランドを事前に覚えておかないといけないので大変です。御用邸で静養していても、昼夜問わず重要書類が届くというのですから、とても静養というものではありません。そもそも静養についても、年間の土日の1/3は何らかのご公務をなさっているそうなので、我々の感覚で言うところの「代休」のような扱いなのに、全く気が休まることはないと思います。公務の負担を減らすように、国民的な議論が深まるといいなと思います。2017/06/15

異世界西郷さん

27
「天皇陛下のお気持ち」をニュースて見た後に書店に行ってみるとさっそく皇室関係の本が平積みされてあり、その商魂逞しさに苦笑しつつこの本を選んで読んでみました。7年前の本ですが、天皇陛下のご公務の内容が詳しく記載されてあり興味深い内容でした。この国の権威を体現される方とはいえ、ほとんどの事がご自身の自由にならないというのはなんとも物悲しきことです。この本が出た当時と現在とでさして公務の内容は変わらないでしょうから、82才になっても年間約700件以上の公務をこなされているであろうというのは驚嘆に値することです。2016/08/14

22
年間700件以上の公務はともかく多すぎるよなあとまず思う。時代を重ねれば重なるほど祭祀や伝統が増えていくのは当たり前なのだから、2000年()も経っていることだし、多少は見直してもいいんじゃないかな…。大事な御言葉の前日は深夜まで原稿を幾度も読み直される陛下の姿にも触れられていて「おことば」の前日はろくに眠れなかったんじゃないかなあと。今上帝はこれまでの帝の誰よりも政治家としても、人としても優れてらっしゃる方だと思いますが、少しでも楽してほしいし、楽させてあげてほしい。みんなのおじいちゃんだもんな…。2016/09/21

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