内容説明
天下統一を目前に、朝廷の権威を決定的に貶める大改革を推し進める信長。だが、運命の日、逆臣・明智光秀に急襲された彼は、非業の最期を遂げる――。光秀が謀反を企てた理由とは。信長の驚くべき改革とは。天下統一の先に思い描いた究極の夢とは。稀代の権力者をめぐる最大の謎に、歴史小説の第一人者が迫る傑作史伝。津本版信長公記、完結編。
感想・レビュー
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温故知新
3
2018.5.26にお亡くなりになられたと知り哀悼の意を込めて読む。思えば父の蔵書の『下天は夢か』が歴史小説の出発点。『不況もまた良し』は、単行本を購入して読んだものだ。目まぐるしい信長の半生と夢を流石の筆致で魅せてくれる。2018/06/09
ヤマヒロ
0
細かいところを深掘りせず、テンポ良く歴史が進んでいき、信長の半生を知る事ができた。 明智光秀の謀反の真相に少し触れているが、やはり何となく危機感を感じていたのではないかと思う。 また、信長が生きていたら、海外に進出していたであろう日本がどのようになっていたのか、少し気になるところではある。 2022/03/01