内容説明
「俺は刀だからな――。とがめ以外のためには、心も身体も、動かないさ」
無刀の剣士・鑢七花(やすりしちか)と野心を秘めた奇策士・とがめは、出雲の国は三途神社へ辿り着く！
伝説の刀鍛冶・四季崎記紀が完成させた“刀”は12本――残るは10本！ “千本で一本”なる千刀(セントウ)・ツルギの秘密とは！？
刀語、第3話の対戦相手は、三途神社を束ねる敦賀迷彩！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とら
71
第三話 千刀『鎩』━序章のあの感じが好きなのだけれど、全部読んであそこがどの場面のことを言っているのか分からなかった（笑）これもまた先のことになるのかなあ。作中で、例えばとがめがちぇりおー！をちぇすとー！と間違っているのに気づくまであと何話、とか、一巻一巻、巻を改めるたびに設定を説明し直すという行為に対策を練りたい、とか。まにわにがこれ以上瞬殺される様なことがあれば、彼らの役割はかませ犬になるに違いない━とか。なんか作中でいうことか？ｗと思った。ネタ尽きるんじゃないかと心配である━あ、既に完結済みだった。2013/04/04
くろり - しろくろりちよ
37
第三巻、目的は三途神社の巫女が持つ千刀・鎩(ツルギ)。その名の通り千本の刀を指す鎩の中で、四季崎記紀の「最初の一本」を探す。究極の量産品の中から、その一本を見つけ出す方法とは。刀蒐集よりも気になるのは冒頭の人物の回想。「この歴史は間違っているんだよ」■■■…本当の名前を記されない誰かの思わせぶりな回想。今後どのように回収されるのか。さて、お次は堕剣士・錆百兵、十二本の剣の中でも最高難易度を誇る薄刀『針』。読み易いこのシリーズ、そろそろ読みごたえのある次巻であるよう期待。2013/05/01
いおむ
29
アニメを先に視聴済み。千本刀で一刀…わかるようでよくわからない今回の変体刀。相手の流派の語りが入ってようやく得心がいく。敦賀迷彩、結構好きでした。面白い。2019/11/23
Yobata
27
西尾維新が描く大河ノベル第３弾。三話目の対戦相手は出雲の三途神社の巫女、敦賀迷彩が持つ｢多さ｣に主眼が置かれた千刀｢鎩(ツルギ)｣。今度の相手は奪刀術の達人。しかも、千本で一刀という謎の刀。黒巫女の治療のために刀の毒を利用していた迷彩を理解はするが、躊躇なく倒してしまった七花の心の幼さを見て、とがめは深く考える。こういう特殊な環境で育った人間の心理描写も、西尾維新らしい、作品の強みになっていて物語に深みが増す。お姫様だっこはいいねｗそして真庭忍軍はかませ犬確定的になったねｗ2012/08/03
nanasi
26
読了。記録忘れ。2014/09/01
