角川文庫<br> 遺跡発掘師は笑わない 悪路王の左手

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角川文庫
遺跡発掘師は笑わない 悪路王の左手

  • 著者名:桑原水菜【著者】
  • 価格 ¥616(本体¥560)
  • KADOKAWA(2016/08発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041046333

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内容説明

震災後の東北・岩手で、天才発掘師・無量が掘り当てた「鬼の手」の正体とは!? そして、変死をとげた鬼頭家の当主たちが秘め続けていた、歴史の真実とは!? 全ての謎が明らかになる、シリーズ第5弾!【著者直筆メッセージ付き】

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bugsy Malone

82
岩手県陸前高田と平泉、震災復興発掘の地で無量が掘り当てた悪路王の遺物群。そこから導き出される平安時代から近代にまで至る壮大な歴史は夢の様であり、そしてまたとても魅力的。様々な思惑が絡まりあい少々複雑に成りすぎた感があるものの、震災復興緊急発掘に関する被災地外では中々解りづらい状況を採り上げていたりと、とても勉強にもなりました。次は何を掘り当てるのか。楽しみです。 2018/10/15

papako

66
後半やっとのれたけど、なんかダメだったわ。そんな昔の文書が出てきたからって、現在の家を糾弾したり、何かあるんじゃないかって思うかなぁ。そんなことで捏造疑惑かけられたらたまったもんじゃない。相変わらずクソな無量父、今後どうにかなるのか?企業の交渉にそんな遺物を持ち出すのもなんかなぁ。という感じで流し読みしてしまいました。最後左手が掘りだされてからはぐっと近くなった。でもやはり昔からのことに拘りすぎるのはよくない。大切にするのはいいけどね。2020/03/26

青蓮

48
このシリーズは面白いです。ストーリーがどんどん壮大化して大事になってはいても、前巻からの伏線は全て綺麗に回収してスッキリしてくれるところが良いですね。それにしても、主人公がどんどんヒロイン化してますね(笑)萌絵さん逞しくなってきました(笑)忍が心配…。2017/03/24

よっち

45
岩手の祖波神社跡で「三本指の右手」に続き「金の薬指」を掘り当てた無量が、古代の百済王氏や桓武天皇の現代まで繋がる因縁に巻き込まれてゆく第五弾。相変わらず登場人物の人間関係がやや複雑な感じはしましたが、発掘された遺物や古文書をきっかけに、桓武天皇とか阿弖流爲とか、はたまた幕末の北白川宮能久親王の数奇な運命だったり、スケールの大きなロマンを感じる展開に繋がってゆくのはこのシリーズの大きな魅力ですね。萌絵が気になっている無量と、何か動きそうな忍とJKの関係が今後どんな展開に繋がってゆくのか、次巻が楽しみですね。2016/10/12

しゅてふぁん

44
悪路王の正体が判明。阿弖流為と母礼は実際の歴史ではどのように扱われてるんだろう。蝦夷と奥州藤原氏についても気になる。しかし毎度毎度、殺人、傷害、窃盗って。しかも今回は国際的な窃盗団だけでなく、他国の企業や政治まで関わってきたよ。忍ちゃん、そろそろ誤魔化しきかなくなってきたんじゃないかな、どうするんだろ。2020/09/02

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