内容説明
「零崎一賊」――それは“殺し名”の第三位に列せられる殺人鬼の一賊。
汀目俊希として中学校に通う零崎人識の下に、彼の友人を名乗る人物が現れた。“殺し名”序列一位、匂宮雑伎団の次期エース、匂宮出夢である。その口から発せられた『お願い』とは……!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
W-G
306
途中ダレる感はあるが、人識と出夢の関係は面白く読めた。というか、最終章を楽しむ為にそこまでの全部を流し読みしたようなもの。しかし、人間シリーズを読む限りでは、玉藻と子荻が戯言シリーズと同一人物だと思えないのは私だけだろうか。あとは、玖渚直が登場したのは良かった。ここまで読み進めて、どうやら『小さな戦争』の経緯は語られずに終わりそうだと悟ったが、ペリルポイントやフラグメントも出てきそうにないのは寂しい。この作者は気まぐれに風呂敷を畳んだり畳まなかったりするので、ついつい後を追わされてしまう。2017/08/19
ソラ
39
最後が切なすぎたなぁ。しかし、狐面の男、やっぱあんた、最悪だなと言わざるを得ない。2014/10/25
hnzwd
35
四冊同時発売の人間関係シリーズ第一弾。二人(三人?)の歪な友情が描かれます。それにしても、3vs3のバトルを延々と描くとは、、当初ミステリとして発売されたシリーズとは思えませんねー。面白いですが。2014/11/11
友和
26
帯のコピーのように人識と出夢のラブストーリーになったかもしれない。戯言シリーズのあの人が最後に出てきて懐かしかった。2015/01/06
ソラ
23
ノベルス版既読なんで再読。もう表紙が素敵すぎて以下略。実ったかもしれない小さな恋の物語。二人の関係としては、これはこれでグッドエンドじゃなかろうか、と思いはするものの、やはりどこかで仲良くいて欲しかったな、と考えてしまうのも確か。 終盤唐突に登場する人類最悪に、「アンタホントに最悪だな!」と言いたくなると同時に、この人らしいとも言える。2014/10/24