内容説明
家庭で粗大ゴミ化したアワレな男たちを引き連れ、日本各地の海岸へ。不眠歴30年、新たに花粉症疑惑が浮上した体も、フシギなことに日光に当たるとすばやく快復、夜は焚火を囲んでの大宴会に。海釣りでカツオ相手に敢然とタタカイを挑み、躍進中国の原動力を考察し、放射能問題に警鐘を鳴らし、たまにいたいけな孫にホラ話を吹き込むシーナ的日常のヨロコビとモヤモヤをつづったシリーズ第7弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
68
どこからでも読める。作家の生活エッセイときどき旅の思い出ちょっぴり社会批評。映画フィルムのウンチクはさすが詳しい。ためになる。試行錯誤の歴史があったのだな。いや、今でも続いているというべきか。たとえBRディスクの時代でも。内容的には10年近い過去の話だが、世間の情勢は良くなったと言えないのがつらいところ。かつおぶしやうどんの話が元気をつけてくれそうだ。笑ったのは「キンキンでいいのか!」。志ん朝落語のファンなのもわかる気がする。落語でなくても、「ピーターと狼」の志ん朝による語りなんて大爆笑ものですから。2020/05/28
ドナルド@灯れ松明の火
16
椎名さんの本は、既読感もあるが気にならない。もうかなりの年なのに元気溌剌、友人とアウトドア(特に焚火)の話はいつ読んでも楽しく憧れる。2016/08/30
時代
15
ヨシ!ナマコシリーズ畳み掛け読みで、読書バロメーターが回復した!バーロー!ありがとうシーナさん◎2017/05/14
hirayama46
6
このシリーズも7冊目。いつもどおりに書いてあるものをいつもどおりに読む、という感じ。安定であることです。2016/07/31
kashimacchi
5
ナマコシリーズ第7巻。安心のエッセイで楽しめた。自分にとっての「黄金時間」とは?少し考えてみよう。2021/02/07