角川文庫<br> ジャングル・ブック

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角川文庫
ジャングル・ブック

  • ISBN:9784041042014

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内容説明

ある夜、ジャングルで虎に追われた男の子が、狼の住む洞穴に迷い込んできた。母狼にモーグリと名付けられ、ジャングルの掟を学びながらたくましく成長し、十年後ついにオオカミの王者となる。名作が甦る!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mocha

98
トラにさらわれ、オオカミに育てられた少年モーグリ。まさに虎視耽耽と復讐のチャンスをうかがうトラや、ジャングルの掟に反発する若いオオカミたち、無法者のサルを相手に知恵と勇気で闘うお話。動物たちからも人間からも受け入れられない悲しさは、インド生まれの英国人である作者の疎外感を映している。モーグリを導く老熊バルーと、黒ヒョウ バギーラのキャラクターがとてもいい。モーグリの話のほか4つの章があり、小さなマングースの話が好きだった。象のことを《前後に尻尾》とよぶのが可笑しい2016/06/27

扉のこちら側

90
2016年534冊め。子どもの頃に読んで記憶していたのは「オオカミに育てられた少年の話」ということだけで、こうして大人になって再読すると深いテーマ性に驚かされる。ジャングルの中にも、人間世界の中にも居場所を見つけられない孤独。それでも寄り添ってくれる「家族」の存在と、仲間を得ていくこと。動物を擬人化した作品は実はあまり好きではないのだけれど、他3編の作品も生き生きとした動物の姿があって楽しめた。2016/07/10

Moca

16
この本書では、ジャングルブックの内容は途中で終わって、次の話はオットセイやゾウやマングース等に出てくるインドの物語短編集的なものになってきます。 モーグリとオオカミの話は終わりだそうです。 最後に友人であるクマと黒豹がモーグリに裏切られたままあれから出てきていません。 えっ!?これでおしまい!?ってなりました。 実は「ジャングルブック2」に続くだそうです。 この本書の「ジャングルブック」は動物が出てきますので、動物の短編集が書かれています。2020/10/03

Moca

16
ぱっと見では子供ぽいが、所々、大人向け的な内容が書かれています。 「モーグリ自身のありのままの生き方」「人間と野生の動物の客観的な違い」「ジャングルの掟は人間の法律と同じ」っというところもテーマにしているのではありませんか 「ジャングルブック」の舞台がインドだと知りませんでした。 「ジャングルブック」って、野生のオオカミに育てられた少年だが、まぁ、「ターザン」か「ピートとドラゴン」を共通している部分はありますね。2020/10/03

Moca

15
人間の子供と野生の動物には違いはあるけれども、ジャングル内で共存している限り、共通する価値観がとらわれる。2020/10/03

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