ハロー“Hello,World” OSと標準ライブラリのシゴトとしくみ

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ハロー“Hello,World” OSと標準ライブラリのシゴトとしくみ

  • 著者名:坂井弘亮【著】
  • 価格 ¥3,168(本体¥2,880)
  • 秀和システム(2016/06発売)
  • ポイント 28pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784798044781

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内容説明

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C言語の入門書では、“Hello, World”と出力するプログラムを最初に作るのが定番です。“Hello, World”は、たった7行の単純なプログラムですが、printf()の先では何が行われているのか、main()の前にはいったい何があるのか、考えてみると謎だらけです。本書は、基礎中の基礎である“Hello, World”プログラムを元に、OSと標準ライブラリの仕組みをあらゆる角度からとことん解析します。資料に頼らず、自分の手で調べる方法がわかります。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

30
#坂井弘亮 #技術士 #説明歌 C言語mainとprintfだけが可変引数一番難し  VMとGCCとLinux8086アセンブラも レジスタスタック関数呼び出しの手順リターンアセンブラ読む printfデバッガ使うGDB画面崩れを防ぐserber ステップの実行ブレイクポイントを逆アセンブルと比較してみる ライブラリシステムコール標準の入出力の仕組み役割 UNIX FreeBSD試すできれば TOPPERSも使ってね 2017/01/06

ide_an

4
Hello, Worldがどのように実行されるのか、glibcやLinux kernelの実装まで遡って解説している。 この本の主題は帯にもある通り、 「printfは何をしてるか」「main()が呼ばれるまでに何が起きているか」「main()からreturnした後に何が起きているか」だ。特に「printfが何をしているか」についてはLinuxとFree BSD、x86版とARM版とでのシステムコールの実装の比較に至るまで細かく書かれている。 2015/10/08

さい

1
システムコールが呼ばれるまでを、アプリケーション/glibc/kernel と追っていく。ユーザーランド/カーネルの切り替えの中で、CPUがどういう命令を実行しているのかというイメージが掴めた。タスクスケジュールやハードウェア割り込みによっても、kernel に制御が移るかと思うが、それがどういう仕組みなのか興味を持った2017/09/05

tabularavum

0
他の方も書いているが、リンカやローダの話が薄く痒いところに手が届かない印象を受けた。体系的にOSと標準ライブラリの何かがわかるわけではないが、ELFフォーマットについての解説等が多くバイナリに対するアレルギー解消をするにはちょうどいかもしれない。

hyoshiok

0
printf()がどのような仕組みによって実装されているかを、OSレベルまで潜って解説している。gdbを利用して、ステップ実行しながらシステムコールの動作をおう。動的解析と静的解析の手法の両方を使って深掘りしていく。バイナリエディタも使う。Linuxに詳しい人ならおなじみのint $0x80 の実装などにもずんずん迫っていく。その他glibc、main()関数、標準入出力関数、コンパイルの手順と仕組み、実行ファイル形式、最適化なども網羅している。スゴい。同著者の「大熱血!アセンブラ入門」もスゴい。2017/11/26

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