講談社文庫<br> 図書館の魔女 第四巻

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講談社文庫
図書館の魔女 第四巻

  • 著者名:高田大介【著】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 講談社(2016/06発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062933889

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内容説明

手を汚さずして海峡に覇権を及ぼす、ニザマの宦官宰相ミツクビの策謀に対し、マツリカは三国和睦会議の実現に動く。列座したのは、宦官宰相の専横に甘んじてきたニザマ帝、アルデシュ、一ノ谷の代表団。和議は成るのか。そして、マツリカの左手を縛めた傀儡師の行方は?超大作完結編。第45回メフィスト賞受賞作。

目次

第四部 ニザマ、アルデシュ 円卓会議と双子座の館の対決
38 わぼくのえんたくはにざまにしのりきゅうに
39 まつりかさまはにざまていのいしをごぞんじ
40 このがくではたしてなにがあがなえる
41 しんせつのやまみちにこっきょうをこえ
42 みとぅなのきょじょうにつくまえから
43 さいじょうかいにはあかりはなく
44 はながさけばあらし

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さばかん

177
クライマックス。そしてエピローグ。  喜怒哀楽が盛り沢山。  三国会談の円卓会議。  そして第一巻以来の戦闘。  衝撃の事実。  凱旋帰還。  そしてお別れ。   面白すぎました。壮大で緻密で濃厚で深淵で昂る。2016/06/16

143
一ノ谷、ニザマ、そして、アルディシュによる円卓会議。マツリカの利き腕の自由を奪った刺客「双子座」の館での対決とそこで明らかになった事実。そして、いくつかの別れ。どの場面にも言葉が惜しみなく使われ、言葉の持つ力を感じさせられる。確かに届かない言葉もあった。けれど、届いた言葉も間違いなくあり、それは何かを大きく変えたのだ。それはきっと図書館の魔女であるマツリカをも。このシリーズは再読であっても、読み終えてしまうことが寂しい。やはり私はこの世界がとても好きなのだなと思いつつ、今年刊行予定の三作目を楽しみに待つ。2016/06/03

hnzwd

140
図書館の魔女マツリカと、彼女を護る少年キリヒトを描いた大長編の最終巻。四分冊にもなる小説を読むこと自体がかなり久しぶりでしたが、物語世界の完成度が高く、ペースを落とさずに読み切る事ができました。色々、次に繋がる物を放置して、取り敢えず物語を完結させてるので、、これは続編を読まないと。でも重いので文庫待ち。2017/02/10

ゆのん

134
最終巻は次から次へと試練が降ってきてハラハラし通しだった。三国間会議に続きマツリカの左手をなきものにした双子座、疫神やシユウとの戦いなどなど。「あぁ、良かったぁ」と安心する側から次の試練。600ページ超なのにあっと言う間に終わってしまった。またニザマからの復路時の船上でのやり取りやバーシャやキリヒトとの別れなど後半は涙・涙・また涙だった。これがデビュー作とは驚きと共に今後が楽しみでしょうがない。大スペクタルなストーリもだが「言葉」について沈思させられた。2017/09/05

gonta19

122
2016/10/9 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。 2017/3/27〜4/10 とうとう、この壮大なるファンタジーの世界の幕切れ。冒険有り、ロマンス有り、友情あり、裏切りあり、など内容てんこ盛り。よくもまあこんな世界を築けたもんだ。もうすぐ、続編の烏の伝言か文庫化されるようだ。ああ、早く読みたいぞ!2017/04/10

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