内容説明
旅行者の間でも「危ない」と囁かれる国ジャマイカ。簡単に手に入るマリファナや銃、街中で繰り広げられる激しい銃撃戦、ハリケーンのどさくさに紛れて横行する強盗や窃盗事件、そこら中にうようよいるインチキポリスや殺し屋たち…。
しかし豊かな自然、街に流れる陽気なレゲエ、やさしくて自由奔放なジャマイカ人に心を掴まれ、私はジャマイカへの移住を決意。日本の常識が全く通用しないラテンの国は、実際に住んでみたら想像以上にヤバかった!
これまで50数カ国を旅してきた著者が奮闘する炎の滞在記!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Akihiro Nishio
20
出張に向けてジャマイカ本3冊目。タイトルではわからないが、ジャマイカ在住者によるジャマイカ本。とんでもない銃社会であることを知った。しょうもないことで簡単に人が殺される。ゲットー(スラム)は小規模で至るところにあるらしい。そこには絶対近づくまい。自分が行くところは、外国人向けのリゾート地だから大丈夫だとは思うが、首都には近づかない方が賢明か。ウサイン・ボルトが普通にいる風景は見てみたいと思うのだが。物の値段の相場がわかったのは良かった。飲酒運転の罰金が200円。ラム酒1本2000円。なぜそんな値段なのか?2017/10/13
富田
4
フリーライターである岡本まいさんがジャマイカでの生活を綴ったルポルタージュ。軽い読み口ですっと読める。銃が二万円程度で買えるほどの普及率であるという描写にぎょっとしたかと思えば、テキトーながらも著者と親しく交流するジャマイカ人の気質に妙なギャップを覚える。そのギャップこそが著者の述べる彼らの魅力のようだ。衣食住における欠点を自然物資の豊かさが埋めるジャマイカでの生活は、確かに多くの日本人の目には危険ながらも新鮮に映るのではないかと思う。それにしてもあまりに多くの人がマリファナを吸っている様子には笑った。2013/09/30
Mari Watanabe
1
たくましくて優しいジャマイカ。怖いけど、ちょっと行ってみたくなった。2016/12/31
Kazuya Nakadate
1
ジャマイカに移住している著者ならではの経験を書いている。 銃社会で20万で暗殺を請け負う人がいる。 そのような中でも誰もが優しく接してくれる一面もある。 こういう非日常を味わえる国にもいずれは行ってみたい。2014/07/06