内容説明
白血病で余命を宣告された女子大生。骨髄移植で助かる可能性は1%と告げられた時、命綱となった姉の言葉。父を憎みぐれた男性。留置場で出会った犯罪者たちが自分の未来に見えて、決意したこと。貧乏な家庭から医師を目指した著者。父の反対を押し切って、選んだ生き方――。変われる瞬間をつかみ、人生を変えた人たち。誰にも何度もある、変われる瞬間を見逃さず、踏み出すための温かなメッセージ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
蓮華
15
著者の本はどれもほっこり温かな気持ちになれる。 この本もどんな状況からでも変わることはできるんだよと応援してくれる。 苦労した人、頑張った人のエピソードがわざとらしくなく力をくれる。 生きてるっていいなぁって思える本です。2019/05/15
ブック
8
感動的なエピソードと、中弛みな感じのエピソードの差が激しい印象。著者本人の自分語りの部分が後者か。私が違和感を感じたのは、しきりに「かんはらなくていい」といいつつ、全体としては変化をきっかけにスイッチが入り、がんばった人の話が多いことだ。一瞬で変われるというのは、つまりは頑張れる人になるということだと思う。「がんばらなくていい」は特に今の日本では誤解を生む。がんばるとは何か、という定義も曖昧なのかも知れないが、人がイキイキと生きている状態は、自然にがんばれる状態とも言える。つまりは受け止め方次第だ。2023/10/25
とも
7
各方面で頑張っている方々のエピソードと鎌田さんの言葉に、背中を押されて前向きになれる。読み進めるうちに、どんどんと、私も生活を変えていきたいと前向きになれる!性格はすぐに変わらなくても、行動パターンは変えられる。その行動パターンの変化がゆっくりと性格を変えていく。人は変われる。2016/05/02
hachi18
6
タイトルに引かれて購入してしまいました。人は何かきっかけがあると変われるという持論を持っている私ですが、やはりそのきっかけは、強烈な瞬間がその人に起こった時なんですね。何かきっかけがあれば変われるのでしょうが、それがその人にとって何時なのかはわからない。それならば、何かに巻き込むことでも 行動変容は おこせるかもしれません。2016/02/02
kobayo
2
勇気づけられる一冊。そして優しい。言霊を大事にしたいと思った。2016/02/20