講談社文庫<br> 図書館の魔女 第二巻

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講談社文庫
図書館の魔女 第二巻

  • 著者名:高田大介【著】
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 講談社(2016/05発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062933667

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内容説明

図書館のある一ノ谷は、海を挟んで接する大国ニザマの剥き出しの覇権意識により、重大な危機に晒されていた。マツリカ率いる図書館は、軍縮を提案するも、ニザマ側は一ノ谷政界を混乱させるべく、重鎮政治家に刺客を放つ。マツリカはその智慧と機転で暗殺計画を蹉跌に追い込むが、次の凶刃は自身に及ぶ!

目次

第二部 一ノ谷 地下の覊旅と暗殺者の所在
18 ほんとうにひみつをまもるのは
19 はなれのなかにわのいどから
20 まつりかはきりひとのみちびきで
21 まつりかがきりひとをたよりにしすぎる
22 はるかぜはかくごをきめたという
23 かしらのなまえはおしえてもらえなかった
24 しゅくえんのさなか、かくれるように
25 たったひとことのせりふから
26 へきえんにけぶりたつのびのごとく
27 われにかえってしんそこしまったとおもった
28 てにもっているのはなに?
29 むしろこんごのことをはなしあっておこう

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さばかん

158
面白くなってまいりました。  中盤以降右肩上がりの面白さ。  キリヒトの正体。 そして世の裏を蠢く陰謀。  マツリカの実力。ハルカゼとキリンの覚悟。  面白くなってまいりました。2016/06/05

hnzwd

139
シリーズ第二弾。キリヒトの秘密も明かされ、物語が動きだすのを感じました。マツリカとキリヒトが、生まれながらに運命づけられた存在として、共感と共鳴を表すラストシーンは綺麗で、、悲しい。権謀術数交えた探り合いは三巻以降の大転換を感じられました。2017/01/28

ゆのん

134
第二部終了。読んでてこんなに楽しいとは・・。トールキンの「指輪物語」を思い出させるような内容のなかにホッと一息つけるシーンと息をのむような緊張するようなシーンがうまく組み合わさっている。マツリカとキリヒトの楽しそうな市場のシーンが良かった。そんな中川遊びをする一行に敵襲が。ニザマの敵意がいよいよ実際に高い塔のマツリカに向い始める。キリヒトの真の役目とその想いを知る事となる。奇しくも役どころ違えど自ら選べない互いの運命を思うと切ない。第三部へ。2017/09/03

ひめ

112
キリヒトについて、1巻ではいろいろと思わせぶりだったけど、そうだったのか。私は 新しい言葉の世界に導く人なのかと思っていた。とても切ないね。キリヒトはどんな思いだったのだろうか。それを汲むマツリカ。とってもいいね。地下水道の冒険や買い食い、微笑ましい場面なんだろうけど、何かあったらどうするんだろうとハラハラしながら読みました。またこの巻で、ハルカゼやキリンの覚悟やイラムの素直さ、チームができつつあって、これからが楽しみです。2016/09/26

ひめありす@灯れ松明の火

109
地下迷宮の探検に、川遊び。まるで初めての夏休みにはしゃぐ子ども。二人は何処までだって駆けていく。もう戻らない物とは知らないから。胸を焦がすような優しい郷愁。私も一緒に何処までも連れて行って欲しいと願う。繋いだ手の中、言葉と一緒に交換される触れるというトクベツな感情。シーンだけで見るとこの二巻が一番好きで、特にキリヒトとマツリカの真夜中の井戸でのシーンが打ち震える。キリヒトに対して常に上位の存在であったマツリカが初めて彼から与えられた物に感謝を示す様にも二人の間の言葉にキスをして愛情を示す様にも思えるから。2016/05/29

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