内容説明
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ライフスキルは、日常生活の基盤となるものです。学力や運動能力、ソーシャルスキルなどをどれだけ身につけても、鍛えても、生活習慣や生活リズムが乱れていては、能力を十分に発揮することができません。本書では家庭生活や地域で活動するために必要なスキルを10種類に分けてトレーンング法を解説します。子どもが責任をもって活動する日をむかえる中学卒業前を目処に、ライフスキルの習得にとりくみましょう。
目次
まえがき
ライフスキル・トレーニングをはじめよう!
1 なぜライフスキルが重要なのか
2 ソーシャルスキルとどう違うのか
3 10種類のライフスキル・トレーニング
4 トレーニングとサポートでトラブルが減る
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さおり
54
職場本。世の中がソーシャルスキルに注目しすぎてるせいもあって、基本的なとこが忘れられてる感じ、確かにありますからねー。知的に遅れの大きいお子さんの場合には、身辺自立とかって熱心に取り組むけど、アスペルガータイプのお子さんの場合なんかやと、大きくなってから、できるかと思ってたのにそこで躓いてたの?なんてことが起こりがち。自分から拡げていくことが難しい人も多いから、成長に合わせたライフスキルを紹介していくことは必要だろうな。2016/08/09
akarick777
6
順番どおりならば、先に親がこの世を去ることになる。一人で生きていけるようにすることが、子育ての大前提だと再確認。とはいえ、つい先回りして手を出してしまったり、まだ早いかもと二の足を踏んでしまったりで、順調に進められていないのが現実。発達障害だからとまわりが諦めてはダメだ。根気強くわかりやすく伝えることで、できるようになったことは格段に増えた。これからも、何度も何度も反復の日々。まだ先は長い。2019/04/10
ココユキ
4
これは公・私に分けた、私の生活で必要なスキルをトレーニングしようという内容。身だしなみ、部屋の片づけ、お金の管理など、問題が起こりがちな部分をざっくりと分けてあります。チェックリストで苦手な部分を洗い出し、該当する部分への支援方法を読んでみれば良いという簡単な作りになっていて、あらためて生活を振り返る手助けになります。本人が出来ているように見えて大部分は親が助けてしまっているという指摘にもハッとしました。わが子の成長チェックに便利そうです。2016/10/12
ジュリ
3
簡単に説明されているので、一人ひとりの子どもにあわせるには、もっと詳しい本を読むなどする必要があるかもしれないけれど、ライフスキルトレーニングについて知るには、初めての人にとって役立つ本だと思う。2021/04/24
ゆうはるあさ
2
一つずつ練習。お金使う練習。特性を理解。一人で生きていくイメージ。服装のTPO、清潔感。天気、気温計算。非難しない。人に頼む、頼る。マニュアル化。契約、まず疑う。勧誘すべて断る。出来ること増やす。得意生かす。2023/08/06