SB新書<br> 「その後」が凄かった!関ヶ原敗将復活への道

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SB新書
「その後」が凄かった!関ヶ原敗将復活への道

  • 著者名:二木謙一【編著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • SBクリエイティブ(2016/05発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784797383379

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内容説明

日本の勢力地図を大きく変えた西暦1600年の「関ヶ原の戦い」。
徳川家に敵対した大名は100家近くに及ぶ。
敗者へは主に「改易」という厳しい処分が待っていた。

だが、己の才覚と努力、そして運でもって、
再び大名の座に返り咲いた者がいた!

豊臣秀吉から疑いをかけられ所領を削減され続け、
関ヶ原合戦時、浅井畷で私怨により徳川方の前田家と戦い、改易。
しかしその後、奇跡の10万石に復活した丹羽長重。

豊臣秀吉の特別な計らいで大友家から独立して大名に取り立てられるも、
関ヶ原合戦時、西軍が負けるとわかっていながら味方をし、改易。
しかしその後、旧領である筑後・柳川の大名に復活した立花宗茂。

一部の関ヶ原敗戦大名は、なぜ再び大名に復活できたのか?
そこには敗者ならではの矜持、そして生き残るための器量と処世、
そして運をつかむ能力があったのである!

現代人も時代が違うとはいえ、挫折や左遷など憂き目にあうことも多い。
また昨日の勝者も、明日には敗者になる可能性すらありうる。
逆境にあっても、なお信を貫き、強く生き抜く術は、
戦国時代の「敗者」から学べることが多いであろう。

本書は大河ドラマ時代考証で有名な著書による、
現代人にも通じる異色の歴史教養本。

◎豊臣家への恩から敵対し改易となるも旧領の柳川の大名に復活した「立花宗茂」
◎前田家との確執で失領するも秀忠との縁で返り咲いた「丹羽長重」
◎復活への執念が強く十数年間の運動が奏功した「岩城貞隆」
◎福島正則との「コネ力」を活かして復活した「来島康親」
etc.

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

チック君

46
『関ヶ原の戦い』、『大坂の陣』、この戦いで天下を手中に治めた徳川家康。彼の天下へのプランはどこから始まっていたんだろう❔この本は上記の決戦で西軍に、はたまた豊臣方に付いた武将達の物語❕敗者のその後❕御家断絶を防ぐために頭をさげた者、最後まで意志を貫き通した者。今の時代となんらかわらない!自分が歴史が好きなのは、その時代に生きた武将がどう生きたかが好きなんだと、改めて実感した作品でした。生きてくためのヒントが歴史上の人物にはあり、特に敗者から這い上がった者は魅力を感じます。2016/07/03

kawa

36
三方ケ原の敗戦を学習し、関ケ原での野戦に持ち込んだ家康。その意を組み大垣城攻撃を引き止めた藤堂高虎。関ケ原戦以降の武将のアレコレ・多数の小ネタが拾える。西軍武将、改めてその奮戦ぶり印象的な毛利勝永とその家族の悲劇が心に残る。近々再訪予定の関ケ原古戦場記念館にも持参、折々に読み返したい一冊。2023/06/15

shiozy

22
本書のタイトルは<「その後」が凄かった!関ケ原敗者復活への道>であるが、その内容はこうである。<「その後」が凄かった!関ケ原敗者凋落への道>。敗軍の総没収高633万石。失業武士20万人。今の世なら、大恐慌だよね。2016/07/01

ぺぱごじら

15
出張移動の新幹線で読了。余りにも有名な合戦たもから、今更感満載だけどやっぱり何回読んでも面白い。2016-1182016/09/14

もくもく

9
大河ドラマの「超高速関ヶ原」の後に手に取った一冊です。天下分け目の合戦へ、それぞれのお家の事情に応じて参戦し、東西に分かれた武将たちの「戦後」を、銘々伝の形で詳細に紹介しています。大合戦が、これほど短期で一方的な形で終るとは、誰も予想していなかったのかもしれません。東軍に参加しながらも、家康に疎まれて潰されて行った者、西軍に参加しながらも見事に本領を守り抜いた者…。国の生き残りというのは、実に微妙な交渉やバランスで決まってくるのだと、現代の外交にも通じる歴史の教訓を感じずにはいられませんでした。2016/10/02

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