角川文庫<br> お隣さんは、名探偵 アーバン歌川の奇妙な日常

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角川文庫
お隣さんは、名探偵 アーバン歌川の奇妙な日常

  • 著者名:蒼井上鷹【著者】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 特価 ¥374(本体¥340)
  • KADOKAWA(2016/04発売)
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  • ISBN:9784041037386

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内容説明

緑豊かな郊外に建つマンション〈アーバンハイツ歌川〉。住人たちの静かな日常は、「大家さんのペットを探しています」とチャイムを鳴らす訪問者により、一変する。事故のため、お笑い芸人の道を諦めた青年、結婚詐欺容疑で妻が失踪中の男、美貌の教育カウンセラー……いつも笑顔のあやさんは、さりげない世間話から、住人たちの意外な“秘密”を見抜いてしまう。ありふれた日常がガラリと変わって見える、痛快な連作ユーモア・ミステリ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちょこまーぶる

62
サラッと読み終えたなぁ~という感じの一冊でした。マンションの住人である小柄なおばあさんが、住人たちの様々な秘密を見抜きながら、住人たちをつなげていくという感じなんですけど、個人的には思った以上に殺人事件が2つも発生していて、もう少し日常的な生活で起こりうる謎解きで構成してほしかったなぁという思いがありますね。住人の人たちのキャラはそれぞれに特徴があって面白いんですが、いざ住んでいるとしたらちょっと怖い感じがしますね。僕は住みたくないかな。そして、表紙の探偵おばあさんは、芸人の春菜さんの老後の姿を想像した。2018/06/26

那由多

20
初読み作家さん。大家さんのペットのトカゲを探す平本さんが、マンションの住民のお宅を訪問。各家庭が抱える問題を解決する。けれど、平本さんには別の意図があり…。逃げ出したトカゲは一体どうなったのだろうか。2020/08/12

きょん

19
大家さんが代替わりして、立ち退き工作に協力するあやさんの行動が、どうにも不愉快に感じてしまって途中までモヤモヤしながら読んでました。最終的に色んな事情が上手く纏って罰せられる人は罰せられ、住人達も幸せになっているけど、あくまで自分の家賃滞納を引き換えに他人を詮索するという彼女の行動は自己中心的だからかなあ。2016/05/01

Mie Tange

15
アーバンハイツ歌川に住む平本さんは、 ひょんなことから 同じマンションのご近所さんたちの 隠された事情や秘密、悩みを見抜き解決へ導く。 読みやすいとは思うけど… 面白くなるまで時間がかかり、 ラストもパッとしない。 何かしら隠し事をしてる住人たちに好感がもてず、 自分的ストライクゾーンから外れてるかな(´・ω・)2022/06/20

かおりっくま

15
小さなびっくりが散りばめられて、意外な展開に驚き続ける連作短編。最後に温かい大団円が待っていたのも嬉しい。信吾さんパートはちょっと辛くなっちゃったけどね2019/06/19

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