内容説明
ちょいと悪(ワル)だが、心は晴れよ。銭の話には食らいつく文吾の前に訳ありの女が。女と火遊びをした商家の旦那を威(おど)して小判をせしめ、駆け落ちした娘を連れ戻して手間賃を得る。普段は小間物商だが儲け話には食らいつく文吾は、同じ客を二度とらないという訳あり気な夜鷹の顔を見て息を呑んだ。ちょいと悪でも人情には厚い文吾が探り出したある“絆”とは? 手練が放つ書下ろし時代連作集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
犀門
1
#063★★★★☆既読感あり。しかし読メにデータがない。紙のデータを探すのは一苦労。まぁ、いいっか。2016/04/11
FK
1
シリーズ第1作。24歳の小間物売りの男性が主人公。博打をしてすってんてんになるくらいで、とても品行方正とはいかない。それでも義侠心は人一倍強く、そのせいもあって事件に巻き込まれていく。口入れ屋からの仕事でお金も手に入れ、それなりに人生を楽しんでいるようだ。 第一話ということで、メインキャストが順に登場。これからも面白くなりそうだ。著者もこのような主人公とともに、楽しんで書いているのかもしれない。 2015/06/03
篠静
0
短編集。2009/09/15