内容説明
雑誌編集者・長谷見(はせみ)明は、実家の屋根裏で、祖父・伸幸の遺した絵を発見。そこには、飛鳥時代、罠にかけられ、十九歳の若さで死んだ有間皇子(ありまのみこ)が描かれていた。そして若き天才画家と呼ばれていた伸幸も、太平洋戦争末期、理不尽な召集を受け、二十五歳で戦死。謎を探る明だったが……。十津川警部、驚愕の結末!
目次
第一章 一枚の絵
第二章 有間皇子の謎を追う
第三章 藤白峠の死
第四章 答を求めて
第五章 座談会
第六章 日記
第七章 日記の続き
第八章 三人が死んだ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
秋乃みかく
4
★★★☆☆ 初西村京太郎さん。あらすじを読むと有間皇子が絡んだミステリのようだったので読んでみました(^ ^)…けど、どちらかというと話のメインは太平洋戦争のことだったかな(^ ^;)まあそちらの時代も興味あるのでいいんですけど。うーん、なるほど言われてみれば、太平洋戦争と白村江の戦いって、日本の立場とか状況が確かに似てるかもしれないなぁ。。…けど、そこから伸幸と有間皇子を繋げるのはやや強引な感じがしないでもない…(笑)全体的にはさくさくと読みやすい一冊でした。2014/02/06
pyonko
2
題材は面白いと思うのだが、これなら別に無理に殺人事件とか十津川警部を出す必要は無いと思う。2014/07/23
Minnie
2
帯にあおられて読んでみました。ん~それぞれの出来事の共通点にはなるほどと思ったけれど、ミステリーとしては、おぉ!ってなる仕掛けが現代の事件に欲しかったかも。この手のタイトル大好きなのでかってしまうんですよね…。2012/02/19
きっちゃん
1
まさか、このタイトルで十津川く警部が出てくるとは思わなかった。どうしても登場させないといけないのでしょうか???
かずさん
1
やっぱりトラベルミステリーの方が面白いと思った。それと読点が多くて、読みにくかった。2012/05/22