震災列島

個数:1
紙書籍版価格
¥1,210
  • 電子書籍
  • Reader

震災列島

  • 著者名:石黒耀【著】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 講談社(2016/03発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062764377

ファイル: /

内容説明

名古屋で地質会社を営む明石真人は、東海・東南海地震の連続発生を予測。地震による大津波を利用して、娘の仇を討つべく復讐計画を練り上げる。そして数ヵ月後、ついに東海地震が発生。浜岡原発の炉心融解(メルトダウン)を目前に、復讐劇の幕が開く。最新の研究データに基づく大災害小説。そのとき、人は、生き様を問われる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

相田うえお

19
★★★☆☆ 予測された地震を利用して悪巧み?なーんていう話。しかし、「法律上、大規模災害時には保険会社の免責が認められている」って知ってましたか?んー地震保険大丈夫かな? えーと3.11のあの時間、当方はまさに地震エリアの巨大建物内にいたんですよ。で、凄い揺れが長く続いたんで、外に出たら壁なんかが落ちてくるんじゃないかと建物出入口で躊躇してたんですね。でも建物内も物が倒れたり散乱し、どうしようもなく外に飛び出したんです。その瞬間、今まで当方がいた位置に何十トンもの鉄骨が外れて落下!そのまま居たら。怖。

icchiy

16
震災列島、題名は不気味だが内容は災害ノベルand復讐劇みたいなちょっとエンタメ入ってる系の小説でした。震災、地震についての描写ももちろんあるのですが、メインテーマはどうも復讐の方へ偏ってるようななんとも不思議な印象。けっしてつまらないわけではなく、読みやすいし、ページはどんどん進んじゃうんですが、なとなく扱っているテーマにしては軽いので拍子抜けします。もうひとつ災害系小説が残っているので次読みたいかな。2021/04/24

MarsAttacks!

15
地質調査の会社を経営している主人公は、東海・東南地震の連続発生を予測します。地震に乗じて娘を死に追いやったヤクザに復讐をするべく計画を立て、実行に移します。前作「死都日本」と同様、様々な知識と作者独自の解釈を加え地震・津波災害の怖さを表現しています。昨年起こった災害を目にしていなかったら、絵空事と思ったかもしれないが、原発や防災に対し考えさせられる内容になっていました。ただ主人公達の復讐劇がコミカルに思え、物語から少し浮いている感じがしたところが難点かな?2012/03/30

コリディ

14
7点。パースにて読了。石黒さん、他に2作読んで非常に面白い作家さんと注目しておりますが、この本は、単に自身に対する学術的な話だけでなく、ヤクザへの復讐をメインに置いたため、本来、もっと、とっつきやすく、面白い小説になるはずだったのが、それには失敗している気がする。名古屋人(ナゴヤン)がいいなー。主人公は明石散人がモデルかな?2016/09/14

kensui

9
津波の話なのか?国家風刺なのか?仇討ち?わかりませんが、天災国日本で近い将来に起るとされている南海トラフ地震は怖いですね。「死都日本」はもっと怖かったですよ当方九州なので!2020/04/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/484149
  • ご注意事項