内容説明
「まだ、間に合います。」
仕事のストレスをきっかけにうつ病を発症、さらには大人になってからアスペルガー、ADHDと診断された著者が、その症状を大きく軽減させることができた原因を自分なりに分析、実践しやすいマニュアルの形で振り返ります。
以前は正社員でありながら仕事のストレスで休みがち、休職経験もあり、たいした成果も上げられないダメ社員だったと振り返る著者が、いま勤務している外資系コンピューターメーカーでは、体調不良欠勤がほぼ無くなり、メンタル、身体のどちらも調子は大幅に改善。
本書は、大人の発達障害を克服して自分らしい人生を送りたい人に向けた本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん
50
仕事の壁にぶつかった著者がうつ病を発症し、その中で発達障害と発覚する所からターニングポイントが始まります。発達障害と分かった後も、妻の反対で障害者雇用で無く通常の雇用で働いているのは本人としてはキツイだろうと思われますが、妻と子の生活が掛かっているし仕方ないのかなと思いつつ同情。 正に発達障害の自己啓発本ですね。2016/07/05
Tadashi_N
31
自分を育て直すことが、発達障害の影響を減らすことになる。長期テーマ。2016/12/14
ぼんくら
31
2015年刊。ADHD&アスペルガーを持ち、二次障害でうつと双極性障害を発症。障害者枠で就職し、奥さんとお子さんあり。発達障害者向け自己啓発本。箇条書きになっているのにとても読みにくかったのは著者の特性のせいかな。うつでありながら、このパワフルさはすごい。それともこれはそう状態なんでしょうか。アスペルガーで得意分野を生かすことが出来れば天職を得ることも可能かもしれないけど、一般的な発達障害の人にこれをやれというのはムリじゃないかな・・・2016/02/23
西嶋
18
世代や状況が近く、読書会に参加してることなど共通点が少なからずあって共感できた。紹介されている文献やWEBサイトなども豊富。ただし鵜呑みにしてはいけなそうな知識?が書かれていたり、参考文献も含めてやや「浅い」印象を個人的には受けた。2017/01/18
れい
17
【図書館】すごく知的レベルの高い、アスペ&ADHDの方なのだろうな、と感じた。学者や研究者ではないのだが、そういう気質が、ここまで自己分析並びに対策法を編み出す結果を導いたのだろうと思う。我々にも役立つようなユニバーサルデザインの方法もある。2016/03/12