角川文庫<br> 金田一耕助、パノラマ島へ行く

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角川文庫
金田一耕助、パノラマ島へ行く

  • 著者名:芦辺拓【著者】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • KADOKAWA(2016/02発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041039069

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内容説明

三重県志摩郡、伊勢湾の南端に浮かぶ「パノ ラマ島」に、同級生に誘われて金田一耕助が乗り込んだ。風光明媚な土地に廃墟とも 呼ぶべき威容の建物が建ち並ぶ島で起きた殺人事件を金田一耕助は解決できるのか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

121
金田一耕助&明智小五郎その3?。子供がそんな事しないよ~と思う面もあったけど面白かった。2016/03/15

HANA

63
二大探偵がそれぞれの代表作の舞台に行く。金田一耕助はパノラマ島へ、明智小五郎は獄門島へ。もうこの設定だけでご飯がお代わりできそう。パノラマ島は舞台も内容も物悲しく、真相のネタに至っては思わず驚きの声を上げる。言われるまでてっきりそういう事だったとは全く思わずにいた、思い込みの恐ろしい所であるな。獄門島の方は浮世離れしすぎていて、読み終わって自分の中でツッコミの嵐。遊び心も流石にここまで徹底されると……。それでも両編とも原作既読の身としては読みながら、常に懐かしさに襲われる。四作目にも期待したいものである。2016/03/03

りょうこ

44
ちょこちょこ読んでたのを昨日の夜で一気に読了!夢の共演金田一耕助と明智小五郎!どちらも読んだことがある方はより一層楽しめるのではないでしょうか?私は金田一耕助はほぼ⁈読み終えてるのですが明智小五郎の方はほんの数冊しか読んでないので、脳内で明智さん美化しすぎてるかも(笑)でも久々に獄門島に金田一耕助登場!はなんというかかなり楽しんだ!2016/03/22

かな

40
横溝正史「獄門島」は読んでたのですが、江戸川乱歩の「パノラマ島奇譚」未読でした。金田一シリーズってもう少し作品の雰囲気が暗いというかおどろおどろしていたと思うのですが。それより明智さん奥さんがいてびっくりと思ってたら、いま読んでる「魔術師」にその方がちょうど出てきました。収録策の「明智小五郎、獄門島へ行く」で明智小五郎と金田一幸助のまさかの夢の競演。小林少年は出るは少年探偵団(獄門島支部)は出てくるわ、なんと少年探偵団の歌は出てくるわ(めったに出ない4番まで)。まぁ実際聞いたことはないんですけど(笑)2022/10/24

中原れい

39
『金田一耕助、パノラマ島へ行く』『明智小五郎、獄門島へ行く』の2本を収録。文章もそれぞれの作家に似せ、元に劣らぬ妖しさたっぷりに描いたパスティーシュ連作の一部ですが、これ楽しい!!それにあっというまに読めます。主人公たちも元と変わらず魅力的ですし、お互い謎を解いただけでは終わりません。表紙が杉本一文氏なのもよろしい。気楽な読書にお勧めします。2017/06/02

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