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内容説明
2015年夏から国が主導して一部の公務員に導入された「朝型勤務」は医学的にはまるでダメ、睡眠グッズやバイラルメディアには適当な記事が多い、短時間睡眠法も科学的にはNO・・・・歯に衣着せぬ「戦う睡眠学者」が睡眠に関する古い常識や嘘を赤裸々にあばきつつ、質の高い眠りを得るためのさらなる真実を解き明かします。
『8時間睡眠のウソ。』を深化させた、著者の決定版です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
macho
13
夜型、朝型がほぼ体質で説明できて、ここでも遺伝子、環境因子の影響を考えなければならないことがわかった。無理をして朝型にしても個人差があるので、最大公約数的にやってもダメということがわかった。良かったのは、夜勤対策や、寝起き対策が取れそうだということ。結論としては、Sleep cycleアプリを使えばいいんだなと。笑2018/05/06
ヨハネス
12
今まで読んだ睡眠本はすべて朝型のすすめでした。あたしは朝型なのに中途覚醒で困っていました。「朝の光でリセット」は中高年には逆効果だと。まえがきから驚愕の連続です。「世代により適正時間帯が違う」「午後の光は体内時計を夜型にしてしまう」「冬季うつの患者が甘いもののドカ食いをする理由」「不眠症に早寝は効果なし」子供だけでなく大人もサマータイムは非生産的。朝型夜型は習慣ではなく体質。夜型の人は努力の効果が出にくいなんてかわいそう。挿絵も口調もとても楽しく、耳に新しい情報が根拠を持って読めるので絶賛おすすめです。2016/09/11
ときわ
5
睡眠の研究がこんなに面倒で大変だとは思わなかった。そもそもマウスなどではなく「人」相手で、睡眠の質は本人の主観。何時間寝たかも、実際に寝てた時間と本人が思ってた時間と差異があるし。不眠に対するプラセボ効果は侮りがたいほどあるので、それを上回る効果がある新薬の開発と治験がいかに大変かは知らなかった。「冬季うつ」になりやすい人は、現代人が失ってしまった「日長時間の感知能力」が残存しているらしい。本には書いてなかったが、大昔は人類は冬にあまり活動したくなくなるようになってたんだと思うな。感動した。2018/03/24
ななころび
5
朝寝坊は父親譲りで、子どもの頃は休日なら昼まで寝ていた。歳をとった今は早く寝れば早起きできるが、冬場は冬眠かと思うくらい爆睡して自己嫌悪に陥る。朝型夜型は遺伝、パターンを変えるのは一苦労だと知り、ダメ人間ってわけじゃないと安心した。2016/10/08
さぶさん
5
朝型そのものが悪いのではなく、睡眠体質に対して色々なタイプの人がいるのに一様に朝型を強いるのは良くない、という趣旨。朝型・夜型という体質をベースに、睡眠に関する様々なネタをコラム的に紹介している。睡眠時間を削ることは健康に関して非常に怖い影響が出ることを学んだ。2016/08/14