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内容説明
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【航空評論家の第一人者、青木謙知氏がF-15Jの秘密を1冊にまとめました!】
【F-15Jイーグルの元パイロットで、航空写真家の赤塚 聡氏による空撮写真が満載!】
2000年から配備が始まったF-2は、日本の防衛に最適化するべく、
すぐれた対艦・対地戦闘能力を備えたマルチロール・ファイターです。
F-16をベースにしていますが、開発の主契約社は三菱重工業であり、
国産戦闘機といっても過言ではありません。
東北地方太平洋沖地震で発生した津波により18機が被災しましたが、
13機が修理中で、F-35の配備後も現役機として運用されます。
本書ではこのF-2に注目し、その秘密を科学的に解説します。
【この本の内容(一部)】
●F-2は実質的に多用途戦闘機
●要撃戦闘機と支援戦闘機とは?
●F-2に求められたものは?
●F-2のもとになったのはF-16
●F-16の進化1
●F-2のF-16からの改造箇所は?
●運動性向上の方策
●F-2の運動性
●F-2の速度、加速力
●F-2の電子機器とレーダー
●F-2の兵装搭載能力
●F-2の胴体
●F-2の主翼
●F-2のキャノピーとコクピット
●F-2のコクピット
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モモのすけ
21
戦闘機は機能的で美しいなあ。無駄なものがない。乗ってみたい。「F-2は、F-16に日本の最先端の独自の技術を組みあわせた独特の戦闘機となったのです」2014/04/26
無重力蜜柑
12
性能、装備、運用方法、開発経緯、配備部隊などがまとまっていて分かりやすい。F16を国内向けに改修した機体らしいが、FSX計画が持ち上がった時点では(ホーネットはともかく)トーネードも候補だったというのは意外。軍用機が時代や国に独特の軍事環境(日本の場合は島国かつ専守防衛の平和主義国家)から導き出された用途に従い、コストと技術力と政治の駆け引きから生み出される過程がよく分かる。青い塗装が格好良い。写真は豊富だが、この手の本はもっと出典を明記してほしくも思う。2022/05/16
C-biscuit
11
古本購入。読みたい本に登録していたが、もうなぜ読みたかったかが不明であるw。この本は、F-2というF-16のような形の戦闘機の話である。昔FS-Xという時期支援戦闘機の話がニュースを賑わせていた記憶が微かに残っている。それがこのF-2である。F-16をベースに三菱重工が開発した国産機であり、対艦戦闘能力が向上されている。F-1という国産機があったようでそれで、F-2ということを理解した。この本では、F-2に搭載可能な兵器についても詳しく説明されている。一番良かったのはすごく綺麗な写真である。かっこいい。2020/06/20
文章で飯を食う
10
F−16のイメージが強かったが、かなり手が入っているんだな。面白い本でした。2017/11/29
ふぇるけん
9
戦闘機に関してはほぼ知識ゼロだったので、用語を追うのに時間がかかってしまった。F-2を含めた戦闘機の機構についてざっくりとは理解できたかな。また日本の戦闘機の変遷も書かれていて参考になった。やはり最先端の技術の粋というのは軍事用から始まってしまうのはやむを得ないか。。。2014/05/22