徳間文庫カレッジ<br> 日本の戦史 大坂の役

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徳間文庫カレッジ
日本の戦史 大坂の役

  • 著者名:旧参謀本部【編纂】
  • 価格 ¥1,485(本体¥1,350)
  • 徳間書店(2016/01発売)
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  • ISBN:9784199070495

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内容説明

老獪家康の深謀術策のまえに、秀頼周辺の重臣たちは赤子同然であった。太閤恩顧の大名は時代の趨勢に傍観を決め込み、大坂城中には各地寄せ集めの浪人の群れと淀殿の狭量の矜持のみがはびこっていたのである。方広寺鐘銘を発端に、大坂城総濠埋め立てで、すでに戦役の勝敗の帰趨は決していたといえる。──かつて、帝国陸軍参謀本部が総力を挙げて編纂した日本の戦史シリーズ中の白眉!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はるわか

12
家康自身の官位昇進による秀頼との主従関係の転換および共存策(秀吉の故知にならう:関白任官による北畠信雄との主従逆転)。豊臣大名との婚姻策。加藤清正、浅野幸長、前田利長(豊臣派大名)の死去。秀忠の将軍任官と秀頼の賀詞上洛の拒否→豊臣討滅の決意。方広寺事件と片桐且元の大坂城退去。大坂の役、譜代と親徳川の外様大名の動員。豊臣家の滅亡と厳しい残党狩り。福島正則、松平忠輝の改易。西国(大坂、明石、姫路、福山)への譜代大名の配置。2016/03/06

kiiseegen

2
旧参謀本部編纂シリーズ新装版。大河ドラマの影響?補伝にあたる第二篇が面白い。本編の第一篇には新鮮さはないが局地戦闘が少し詳しい・・・。2016/01/21

路地裏のオヤジ

1
秀頼と淀君は取りまきが悪く、正当な主張がとおらず、ますます追いつめられ自滅していく。家康の真綿をしめていくような用意周到な策略は執念としかいいようがない。2016/05/14

狐狸窟彦兵衛

1
難波戦記、真田「幸村」の関連本には、たいがいが参照文献に挙げていて、必読文献かなと思っていたところ新装版が出たので早速購入しました。最初から「徳川家康が陰謀を巡らせて豊臣を滅ぼした」ということを既定の価値観として描いているので、記述方針に「ぶれがない」。おいおい、「参謀本部」って、もっと緻密に双方の戦局を分析せなあかんのとちゃうのん?と突っ込んでしまいました。第2部の、いろいろな戦記のエピソード集も興味深い内容でした。しかし、夏の陣で本当に家康が斃れていたら、日本の歴史はどうなっていたのかな。2016/01/30

オブ犬

0
大坂冬の陣と夏の陣の戦いに至る状況と戦いの経緯を、明治の参謀本部がまとめたものを現代にも分かりやすく翻訳したもの。読み物として作られたのではないからか、ひたすら事実を淡々と語っている感じで、戦いまでの状況はなんとかなったが、戦い自体の描写は付いていくのが難しかった。資料性は高いと思われる。2016/08/20

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