ブルーバックス<br> 新しい発生生物学 : 生命の神秘が集約された「発生」の驚異

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ブルーバックス
新しい発生生物学 : 生命の神秘が集約された「発生」の驚異

  • ISBN:9784062574105

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内容説明

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生命の神秘が集約された「発生」の驚異! 卵というたった一つの細胞が受精して分裂を繰り返し、骨、筋肉、皮膚、内臓をつくり、複雑な構造の成体となる。この「発生」の仕組みと謎に挑む生物学の最新成果。(ブルーバックス・2003年5月刊)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

J

7
★☆☆☆☆ 発生学に関する本、2冊目。一つの受精卵から如何に人間ができるかの大筋の流れを知りたいと思っていたが、本書は専門用語が多く、説明も私のレベルには不必要に細かいものだった。対象もカエル、イモリなどが多くて、どこまで人間に適用できるのかも不明。あと、、胚に操作して頭が二つできた写真とか、研究のためとはいえちょっとグロいものも。発生学は検索してもあまり適当な書籍がなさそう。素人で興味持つような人は少ないのかな。2023/06/26

Hiroshi

6
多細胞生物が受精卵から個体になる迄に、細胞同士がどのように関わって一定の形をした体と器官の形作りがなされるかを見ていく本。著者は生物の分化を導くタンパク質アクチビンを特定した東大教授。胚誘導の誘導因子の発見では、仮説・実験・検証と論じ、失敗等も触れて詳しく説明してある。生物の発生とは卵や種子から成体になり死ぬまでの過程であるので、ガンと老化、再生医学までが書かれる。◆生物の発生は受精に始まるが、その前の卵には母親由来のmRNAが運ばれ、受精後の発育を助けている。1個の細胞からなる卵は受精して卵割を始める。2022/02/05

gill

5
医者になった知人から「発生学」を勧められて,手始めにと思い読みました.とても面白かったのですが,高校は物理・化学選択,大学は工学部で生物学等に全く触れたことが無かった私には正直難しく感じる部分が多々ありました…(笑)もう一周読もうと思います.2018/09/21

yori

3
★★★★☆ チョット古い内容なので、また新しい本をチェックしよう。みーんな始まりは一個の卵って言うのは本当にスゴイですよね〜〜今更ながら(>_<)2012/03/21

かつきち

2
東北大のオンライン講義で推薦図書だったもの。講義の内容の先の部分で具体的な発生誘導部分がメイン。遺伝子の転写で作るタンパク質であんなに多彩な臓器を的確な場所位置関係で作れるのがどうも腑に落ちなかったのだが、ものすごい種類の誘引物質とその濃度、タイミングで分化していることが分かった。2020/06/04

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