講談社現代新書<br> 食をめぐるほんとうの話

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講談社現代新書
食をめぐるほんとうの話

  • ISBN:9784062883429

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内容説明

「○×で長生き」「△□を買ってはダメ」…。ネットやテレビ等の情報が気になる方々に贈る待望の一冊。エビデンスに基づいた「おいしくて安心な食卓」のコツを伝授します。東農大・学生食堂のおすすめヘルシーレシピつき。すでにできてしまったしみ、そばかすがビタミンCによって消えることはなかった!食品添加物、三大栄養素とビタミン、健康食品、サプリメント、農薬、遺伝子組み換え、放射線…。虚実入り交じった情報を整理。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

39
ゴマはすりごまでないと無意味(74頁~)。ゴマリグナンはそうなのか? トランス脂肪酸は日本で規制なし。フライドポテト、スナック、菓子パン、コーヒーフレッシュ、マヨネーズ(79頁)。やばいねぇ。フリーラジカルとは特殊な電子構造を持った物質。他物質と非常に反応しやすい(90頁)。視力は良くならないアントシアニン(144頁~)。最大の問題点は、情報の送り手が一般消費者に押しつける知見が、本当に正しい根拠に基づくか確証が得られないこと(217頁)。2016/04/22

ホークス

20
食品汚染、添加物、機能性食品、遺伝子操作等の解説で、かなり良心的。添加物は飢えや食中毒に抗して発達したが、経済格差の中で何が妥当か決めるのは難しい。添加物ゼロは実際贅沢な事なのだ。三大栄養素(炭水化物、脂質、たんぱく質)やビタミンの不足・過剰は避けたいが、そのバランスは人類誕生迄の太古の環境条件と偶然が下地であり、より良い道を模索し続けるしかない。姿勢にも課題がある。自然が良いと言いながら均一な品質サービスを求め、相互理解を言いながら土着性同質性に固執する。この心性も野生時代の名残りだろうか。2017/01/02

19
胡麻は、すりつぶして食べないと栄養が吸収できないそうです▼炭水化物ダイエットの是非などについては踏み込みが浅い。結局、断定的な論調で書いてしまえばバイラルメディアと同じになってしまうし、致し方ない?▼日本における種子法の廃止は、海外製GM作物の本格的な流入と、無関係ではないのだろうなと思う。安定した供給が実現するのはいいけれど、どこかにしわ寄せが来ないことを望みます。2018/08/01

Hiroshi

9
著者曰く「本当に食の安全を脅かすものは何か、本当に効能のある食品は何か、本当に食べてはいけないものは何か、といった読者の皆さんの疑問に真摯に答えた初めての書籍と自負している」と。2人の東農大教授とノンフィクションライターの共著の本。①食品汚染と添加物、②三大栄養素とビタミンの真実、③健康食品やサプリ、④農薬・遺伝子組換え・放射線、⑤東農大の学食、について書かれている。①先進国において食品は絶対安全であることが常識だ。だが、昔から食には危険が一杯だった。今でも日本では、毎年2~3万人の食中毒患者が出ている。2022/03/08

バーベナ

9
いつでも安定したおいしさを求められる場では、コストを考えれば添加物も致し方なし、ということが良くわかった。サプリメントやトクホ、機能性食品に頼り過ぎないで、素材にお金をかけてみようと思った。2017/06/10

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