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内容説明
幕末維新の激動期に外交官として活躍した著者は、明治39年、英国皇族の首席随行員として再び来日。その様子を日記体で綴り、感想を添えて故国へ送った。40年ぶりに見た日本はいかに変わったか。徳川慶喜公、東郷平八郎提督や当時の高官との会見、宮中晩餐会、歌舞伎見物、日本各地での大歓迎の様子、大きく変貌した明治の姿などを生き生きと描き出す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
inahiro020
1
日本ほめ殺し。 歴史、文化、風俗をよく聞いて、 しかも正しい知識をえている。 ちょっと褒めすぎちゃいますのん、 って思うけど、光栄なことですね。2017/07/30
ロピケ
1
ミットフォードは教養人でもあったし、性格も御茶目なかなり魅力的人物だったと思う(さすが、ミットフォード6姉妹の祖父!)。土砂降りの中、鴨猟に招待されて、「狩人になるより鴨になったほうがはるかに増しだ」と思ったり。幕末日本に滞在し、西郷隆盛など幕末に活躍した人々と親交もあって、それから40年近く経って再び日本を訪れ、生き残っている友人に会ったり、友人たちの墓参に出向いたりして、平和になった日本に感心し、また動乱の渦中にあった当時を感慨深く思い出す。ミットフォードは日本人の墓参についても触れていて心に残った。2010/04/20
きさらぎ
0
さらっと読了。幕末にパークスの下にいた外交官ミッドフォードが、明治39年に日本を再訪した時の記録。日英同盟の影響もあるようですが日本に対する理解溢れる眼差しが柔らかくて暖かくて気持ちがいいです。井上馨が大好きなようで。元勲たちの名前がちらちらするのが楽しいです。2013/02/25