角川文庫<br> 生物学者山田博士の奇跡

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角川文庫
生物学者山田博士の奇跡

  • 著者名:松尾佑一【著者】
  • 価格 ¥528(本体¥480)
  • KADOKAWA(2015/11発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041027080

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内容説明

金沢の大学で教鞭をとる生物学者の山田ヒロシ博士が、ついに「彼女いない歴=年齢」の記録を止めた。しかし彼女である文系女子・サヨリには、山田に対して深刻な不満があって……。 迷走理系男子の事件簿第2弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つたもみじ

25
金沢で小さな雑誌社に勤める文系女子・鈴木沙夜梨(スズキサヨリ)と、石川大学でヒキガエルの研究をしている理系男子・山田博士博士(やまだひろしはかせ)の、双方共に拗らせ系の、チグハグだけど微笑ましい恋愛模様…ふわふわ第二弾。連作短篇集。そして謎の枕さん、と、こまくらさん。増えた謎まくら…ちょっぴりファンタジー。ゆるっと謎解き。前作よりも全体的にぼんやりとしたイメージも、軽快な文章でサックリ読了。2017/03/17

Yuri

8
変わり者の博士と変わり者の彼女。そして、枕さん。このよく分かんない設定にも慣れてきました。しかし、枕さんの枕さんたる所以は分からず終い。 あと、大学の仲間のキャラクターがビミョー過ぎていまいち。2018/02/04

マカ

8
シリーズ第2弾。う~ん・・・やっぱり全体的にシックリこないなぁ。枕さんの存在は結局なんなのか。妄想なのか、はたまたホントに・・・?いや、そもそも2人の関係が曖昧ないんだよな~。お互いホントはどう思ってるんだろうか?けどまぁ、多少気にはなるが続編が出ても読まない気がする。2015/12/28

yamakujira

7
研究室で山田さんが「『あした』とは土曜日のことで」と言いながら、翌日、沙夜梨さんは「この日曜日は」と言う。また、「大学から最も近い酢の醸造所」が巻頭の地図ではちっとも近くない。それに、シリーズ2作目らしいから、ふたりのなれそめや枕さんのことがよくわからない。そんなとまどいはありながらも、大学に在籍する研究者の山田さんと、地方出版社に勤める沙夜梨さんの恋物語は、暗号などのミステリーテイストも混ぜながら、とぼけた雰囲気でドタバタした展開を楽しめた。たびたび訪れた金沢の描写も懐かしいな。 (★★★☆☆)2017/06/10

雑食奈津子

6
人生初の恋人が出来た理系男子、山田博士には「枕」さんという恋人がいる。サヨリは「枕」さんに負けぬよう対抗心を燃やすが、その矢先に「枕」さんが失踪(?)する。他にも二人が初お泊まりとか、初ケンカとか、まさかの別れとか……。ささやかな日常を過ごす優しい世界観に、これでもかと癒やされまくった。2019/03/18

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