内容説明
江戸は梅雨の土砂降り。江戸城台所人の鮎川惣介は、自宅へ戻り浸水の準備に差配を振るっていた。翌朝、住み込みで料理を教えている英吉利人・末沢主水が行方不明となり、惣介は心当たりを探し始める。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shiozy
19
しまった2から読んでしまった。読友さんが読んでいたので、つい買ってしまったが、届いたらシリーズの2巻目だった。初巻のエピソードがかなり出てくるので、失敗だった。江戸城の包丁人侍シリーズは多種あるので、間違えないようにね。って、自分だろ。(汗)2015/11/29
mikipon
18
シリーズが衣替えしてから、なんとなく雰囲気が変わったような気がする、どこが?とははっきりとは分からないけど。将軍様の出番が減っているとの、今回は娘の話の比重が大きいこともあるのかな。でも、娘が絡む父親の悶々はいつの時代も同じだなぁ・・と微笑ましい。2016/01/17
ううち
16
ちょっとしたボヤキと、お腹がすくと力が出ない惣介が相変わらず可愛らしい。丁寧に作られるお料理も美味しそうです。主水が言う〈へぶん〉がどこだかわからないが、治ったら連れて行ってやろうと思う、というのに笑ってしまった。うやむやにしたかった自分の進む道と源吾の武士としての道に隔たりがあるところを突きつけられた鈴菜に、覚悟を問う惣介の言葉はとても印象的でした。2016/02/24
nyanlay
10
このシリーズ、何冊か読んでいて、全て順番がバラバラですが、とりあえず不都合なしに読めています。主水はかなり前に読んだ記憶が…。今回は血なまぐさいのは少なく、ラストは鈴菜と大鷹の関係に惣介ばりにヤキモキ。2016/10/09
高橋 (犬塚)裕道
9
星4。筆は快調だ。今回は城中の話がない、そこはちょいと寂しい。もう少し家斉にも出て来てもらいたいなあ。鈴菜も娘さんだね〜!矢ッ張り。次巻も楽しみ。2017/04/01