山と溪谷社<br> 安曇野のナチュラリスト・田淵行男

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山と溪谷社
安曇野のナチュラリスト・田淵行男

  • 著者名:近藤信行
  • 価格 ¥2,288(本体¥2,080)
  • 山と溪谷社(2015/11発売)
  • ポイント 20pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784635310352

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内容説明

自然の生態や山岳写真に先駆的な業績を残した田淵行男の業績の集大成で待望の書!

日本を代表する山岳写真家であるとともに、高山蝶をはじめとする昆虫の生態研究、民俗学の貴重な記録となる雪形研究など、幅広い分野に多大な功績を残した田淵行男。

作家の近藤信行は、田淵の足跡を緻密な取材で丹念に追い、鳥取県の山村に生まれ育った幼年時代から安曇野を舞台に広く活躍する晩年までの生涯を克明に描いた田淵初の評伝として完成させた。『山と渓谷』1990年1月号から翌年の8月号まで20回にわたって連載された「安曇野のナチュラリスト 田淵行男」の単行本化。連載時の内容を、書籍として読みやすくするために構成を下記のように改めた。

序章・常念岳の麓
1章・孤独の淵
2章・心の彷徨
3章・雌伏のとき
4章・安曇野の博物誌
5章・高山蝶との出会い
6章・山岳写真と生態写真
7章・大雪の蝶
8章・安曇野挽歌
終章・命ひとつ

田淵の思いを継承する若い世代の人々を集めた座談会「『田淵行男』を伝える使命」を企画し、田淵行男記念館、田淵行男賞、むしの会の活動などを話し合ってもらい、連載から四半世紀たった現在でも継続している田淵の功績を検証している。
モノクロームの山岳写真、蝶の細密画、雪形など口絵も24ページ挿入、巻末には田淵の全著作、詳細な年譜も掲載している。また11月29日22時から1時間、NHK/BSで、人物ノンフィクション『蝶の山脈――安曇野を愛した男』の放映も予定されている。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

志村真幸

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 山岳写真家、蝶の写真家として知られた田淵行男の伝記である。  著者は文芸評論家。山梨県立文学館の館長なども務めたことで知られ、小島烏水や深田久弥の伝記も手がけている。  本書は、田淵の生涯を少年時代から亡くなるまで、詳細に語ったもの。波乱と挫折に満ちた教員時代、写真目覚めるまで、安曇野への移住、自然破壊への反対運動など、いずれもよく調べて再現されている。  田淵についての伝記としては、この上ないレベルのものだと思う。ただ、田淵ファンでないとちょっと難しいかも。 2019/03/08

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