角川書店単行本<br> 神殺しの救世主

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角川書店単行本
神殺しの救世主

  • 著者名:多崎礼【著者】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • KADOKAWA(2015/10発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041032176

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内容説明

「神の定めた運命が、それゆえに不変であるというならば、私は神を殺す。神を殺してでも運命を変える」。長年に渡る戦で荒廃した世界。そこで語り継がれる終末神話が現実となった時、預言者の血族は運命を拓く!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆきちん

51
世界終末のファンタジー。「この世が終わる時『邪神』現れる。しかし神は一人の少女を『救世主』として遣わし5人の『守護者』と共に人々を新世界へと導く」これは神話か予言か。…笑うこと泣くことが出来ない少女ノトの義兄、預言者が予言を残して姿を消したところから物語は始まる。誰が救世主で、誰が神なのか。RPGの原作のような展開からまさかのSF?作者に翻弄されるままラストまでいっきに運ばれる。つくづく世界観を作るのが上手な作家さん。でも一冊はもったいない。上・下巻位でしっかり読みたかった感じです。2017/09/17

tom

26
この人の描く世界観、本当に素敵です。キャラクター達も良かった。故に…これじゃ物足りない!もっと仲間1人辺り1冊使うくらいで書いてくれたらより夢中になれたと思います。心を持ってないと思っているノトの成長スピードが速すぎて…最後もなんかそのまとめ方かぁ…と…うーん勿体ない。でもみんな素敵だったので勝手に脳内妄想で補完します。2017/08/26

まりもん

19
出だし脱落しかけたけれど、ノトの仲間集めあたりからどんどん読み進めることができた。2017/03/20

名駿司

15
★★★★☆ この作家さん、掴むのが本当に上手いなぁ。今回も一気に読まされた。中世ヨーロッパ風世界を舞台にしたファンタジー。衝撃的なタイトル通り、滅びゆく世界の救世神話、、、の様に展開する。主人公の主観に違和感を持ちながら読むと、中盤でやはりそう来たかと。しかし最後に待っていたどんでん返し。もっとも個人的な好みとしては、種明かしなどなくし、あの世界の中だけで終わっても良かった気がする。過酷な人生と重圧を抱えて運命に抗う主人公は、情動を失ったと言っているが、支えてくれる仲間達への想いは充分に豊かな感情だった。2019/05/24

BUBI

15
とにかく、ラスト、どうなるのかが知りたくて最後まで駆け足で読んでしまった。救世主とそれを守護する5人の守護者たち。言い伝えの内容は王道だけど、もちろんそのとおり終わるはずがなく、予想どおりにどんでん返しが来る。読み終えて思うのは、5人の科学者さんたち、もうちょっといいシナリオを描いてくれよ、ということ。意図することは分かるけど犠牲が大きすぎませんかね~。でも読後感はよいのでおすすめです。私は「煌夜祭」や「血と霧」の方が面白かったですが。2017/10/18

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