ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 謎まで三マイル

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ハヤカワ・ミステリ文庫
謎まで三マイル

  • ISBN:9784150775568

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内容説明

河からあがった死体の状態はあまりにひどかった。両手両足ばかりか首まで切断されていたのだ。ポケットにあった手紙から、死体が行方不明の大学教授のものと考えたモース主任警部は、ただちに捜査を開始した。が、やがて事件は驚くべき展開を見せた。当の教授から、自分は生きていると書かれた手紙が来たのだ。いったい、殺されたのは誰か?モースは懸命に捜査を続けるが……現代本格の騎手が贈る、謎また謎の傑作本格

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

90
モース警部シリーズ第6弾。オックスフォード大学の教授が失踪、その後運河より頭や手足を切り落とされた遺体が発見される。果たして、この遺体は失踪した教授なのか、それとも教授が殺害し自らは何処かに隠れているのか。つかみは中々良く、期待も大いに膨らんだのですが、いつもの様なモース警部の仮説行脚が見られない。後半まで大した展開もなく、後半に急にばたばたする為に、しっかり理解出来たのか不安になる。かなり複雑過ぎる謎解きで在るため、意外な結末ではあっても、楽しめるまでは行かない。英語でそのまま読む方が、良い作品だろう。2019/03/21

そのじつ

13
ハマってチェーンリーディング(?)1週間で5冊を読了。さすがに寝不足で疲れたのもあったか、シリーズ6冊目の本作では、いつものお楽しみが不足気味に感じた。ファンサービスはなかなか盛大で、モースが20歳のころのエピソードが明かされ、彼とオックスフォードの関係の深さを知る事が出来る。テレビドラマ「Endeavour」1話(パイロット版?)に登場する女性の面影の主も登場してオオッとなった。捜査の中で挑戦的犯人(?)像が浮上したり、なかなかスリリングな展開。オックスフォード大学とロンドンを行き来したり、2018/07/19

mattya

12
謎まで一マイル、謎までニマイル、謎まで三マイル、って近づいているのか遠ざかっているのか(謎)謎にたどり着いても解けなくて深まるばかり〜〜♩2016/06/15

ミノムシlove

10
濡れた砂浜で紐を引っ張って歩くと、知らず知らず砂粒がくっついてくる。読んでいて、その情景が頭に浮かんだ。ごくあっさりしたストーリーなのに、余計なものがくっつきまくってどうにもならん状態(泣)というか...。持ってまわった物言いをやめて、もっと簡潔に進めたらページ数が減ってグンと読み易くなると思う。モース警部ものはシリーズ化されているが、どれも今ひとつすっきりしない読後感。2023/03/10

tera

10
モース警部シリーズ6作目。相変わらず面白いんだが初期の作品と比べると少し息切れしてきたかなという印象。モースの過去が少し描かれたところが新味。2016/06/21

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