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内容説明
昭和40年代、兵庫県西宮市に流布されていた話があった…。牛頭人身の怪物“うしおんな”の噂──。少年時代をその地で過ごしていた『新耳袋』著者・木原浩勝は、真相を探るべく独自の調査を始めるが…。 やがて人の顔を持つ牛の怪“くだん”との出会いまでを描く、30数年にも及ぶ異界へのフィールドワーク!! 小松左京原作「くだんのはは」特別収録。 【コミック版監修:木原浩勝】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
澤水月
21
新耳袋ではこの「うしおんな」「くだん」系が最恐と思っている。まさか左京くだんのははと、そしてあの災害と繋がるとは…と読んでいた。また作画の萩原玲二デビューのバンド漫画『レッド』が大好きで…本書でもそこここに名残あり嬉しかった。絵の巧さと内容の濃さが相俟って大成功のコミカライズ。ところで改めてこの話に絡みそうな現象が岡山に多かったと知りゾーッ。もう一人件を幻想と悪夢入り混じる文学作品に残した内田百閒の生地ではないか! 偶然とは思えない…2015/07/24
ぐりとぐら
10
くだんの目撃情報や、伝承、くだんを語ったものと、小松左京の小説を原作とした作品も収録。なんだか不気味なことが、いっぱいあるなー。体系的にまとまっていて、良かった。2017/06/23
6(ロク)
3
いよいよ「うしおんなーくだん」登場、しかも丸々一冊とは豪華ですね~、不浄で忌まわしいイメージの中に、限りなく神聖な尊い核を内包している「くだん」は、まさに近代怪談のロマン砲かと。2015/08/10