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内容説明
「ふざけてません、本気です」――――まっすぐといえばまっすぐ、バカといえばそうかもしれない瞬（17歳）。イケメン坊ちゃんの夏目（17歳）と言い合ったり、辛辣最年長・迫（23歳）にイジられたり、一見温和な牧野（23歳）にフォローされたしつつ、ひたすら「勝ちたい」と思う毎日。アホで間抜けでど真剣、将棋野郎成長群像劇！好きか嫌いかと聞かれたら嫌いでないと答えるけれども、なりたいかと問われれば間違いなくすんごくなりたいと言ってしまうけども、「なんでなりたいか？」と聞かれたら理由はよくわからないから考えながら暴れまわる。強いって、なんだ！？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミキ(@mikirink1971041)
61
作家さん買い。プロの棋士を目指す17歳の瞬と同じくプロを目指す3人の仲間たちの青春群像劇？将棋漫画は初読みで将棋も全く知らないけれど、楽しく読了。メンタルに左右されやすく日々の努力も怠れない過酷でシビアな世界だなーと。勝負の世界だからそりゃ厳しいか。キャラの個性も豊かで、瞬の馬鹿正直に真っ直ぐにお馬鹿なところとか流石トウテムポール先生だね！他の3人もそれぞれ背景がありそうだし、2巻が楽しみ。2016/12/26
どんぶり
40
大好きな「東京心中」のトウテムポールさんの新作！ということで購入。将棋界で生き残ろうと奮闘する4人の物語。どうしたら生き残れるのか、それとも別の道に歩むのか。そんな中で主人公の瞬が自分なりに考えてあれこれと試行錯誤する姿に、癒やされるというか、元気をもらえるというか。おバカちゃんなりに頑張ってる姿に心打たれます。そして適度に笑える(笑)ポールさんは、お話づくりや魅力的な登場人物を描くのが本当に上手いな〜と思います。2015/10/22
ぱちゃ助
37
東京心中のトウテムポール先生が青年誌ヒバナに連載してる作品がとうとうコミックスになりました。 プロの将棋棋士を目指して頑張る主人公の高以良君や仲間たち。 トウテムポール先生らしい、自然体な日常描写、ステレオタイプな勝負師モノにはない心理描写……｡クスッとくる小ネタもありながら、軽くない、けど重すぎもならないシリアスシーン。 好きです！ハマりました！！ 「将棋って興味ないし」と喰わず嫌いしてたら勿体ないです！ いっぷう変わった少年成長記って感じかな？オススメです！2015/10/11
猫洞(ฅΦωΦฅ)銀
30
プロ棋士を目指す青年たちの努力と葛藤を描く群像劇。将棋は指したことないんですけど、あのパチッ！と打つ一手っていい音ですね。プロ棋士への困難な道程も所々説明があって解りやすかった。あと一歩のところで踏ん張りのたうつ登場人物たち…夏目ボンも飄々と強かな牧野も辛辣な迫も皆、アホウで一生懸命足掻いてる姿がいい。両親を亡くし叔母夫婦の元で頑張る瞬が健気だが…負けない魔法(マジカルメイクアップ)にのめり込んでく様子にはワロタ。瞬に将棋を教え呪いをかけたシコウのもう一人の教え子(佐宗？)との出会いが楽しみです。2015/10/17
きょん
23
将棋漫画も増えてきましたが、トウテムポールさんらしく、かなり明るい動的なイメージですね。確かに、棋士に成る事自体が大変なんだけど、そこは単なる通過点に過ぎないという、どの職業にも共通することに高校生の段階で気づく瞬君て阿呆じゃないなあと感心してしまった。2015/10/19
